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運行管理者資格を取得!試験の勉強方法アドバイス

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お金をもらって荷物や人を運ぶ陸上輸送の会社には、必ず運行管理者がいなければいけません。運行管理者になるためには資格が必要です。この資格を取得するための勉強方法などを実際に資格を取得した方に教えて頂きました。

事業用自動車の運行には必ず必要

自己紹介をお願いします。

59歳の男性です。12年前に西表島に移住して、観光バスや遊覧船の運航管理の仕事などを経験しています。

運行管理者というのは、乗務員や車を全て安全に輸送ができるようにするのが仕事で、運送会社や観光バス会社などには必ず最低でも1名、バスや車の台数が多ければ2名3名と、各営業所に必ず置かなければならないポジションの仕事です。

聞きなれない言葉かも知れませんが、町中で走っている車には、お金をもらって荷物や人を運ぶ陸上輸送というものがありますね。

具体的にはタクシーや路線バス、観光バス、貨物では宅配便やトラックなどの運送業者です。そういうものを営業する場合、必ず運行管理者を会社に置かなければいけないんです。

観光関連の会社に勤めていまして、そこで4,5年いる間に辞令が出まして、観光バスや路線バス、タクシーの管理記録の方に異動になりました。

バスの管理から職員の管理ということで、運行管理者の資格を取りなさいと会社の方から言われて、試験を受けて取得しました。

運行に関するすべての権限と責任を任されるわけです。極端に言えば高速道路でバスが事故したとかいう時に、過失があればいち早く逮捕されるのは運行管理者なんです。

逆にそれだけ責任が重いということは絶対的な発言力があるというか、会社に対してこういうところを改善してくださいとか、会社の上の方に対して安全に向けたいろんな対策を取るのが、運行管理者です。

バスでもトラックでもタクシーでも人間が運転しているわけです。それにお客様を乗せたりしているということで、命を預かっている仕事になりますので、乗務員さんの日々の健康管理が大事になります。

長時間労働にならないように、いわゆる乗務割というんですが、あなたは何時から何時までで、ここで休憩を取ってこうしなさいとか、運行管理者が乗務員のシフトを作ります。

乗務員の態度が悪かったり健康状態が悪かったり、よくあるのがお酒を飲んで出勤してたりとか、そういうことがあったら、今日の乗務はなしですという風な権限も持っています。

とにかく安全に運行できるためのことを行うのが、運行管理者の責任になります。

事故が起きた時にも、運行管理者が現場に赴いて警察とか国交省とかとの話を行う立場になっています。

受験資格は基礎講習または実務経験1年以上

受験資格はありますか。

基本的にバスの会社でドライバーをしていたとか、運行管理者の補助的な仕事をしていたなど、1年以上の実務経験がある人ならば受験資格はあります。

それでは非常に間口が狭くなりますので、国土交通大臣の認定する講習機関である自動車事故対策機構という法人がありまして、そこで基礎講習というものを受ければ実務経験がない人でも運行管理者の試験を受けることができます。

運送の種類には人を運ぶ旅客と、荷物だけを運ぶ貨物の2種類がありまして、そこで試験科目の内容が変わります。

貨物の方は「貨物自動車運送事業法」という貨物に関すること、「道路運送車両法」という車に関すること、運転免許持っている人はご存知の「道路交通法」、あとドライバーさんを管理監督しますから「労働基準法」があります。

最後に、一番重要なんですが「その他運行管理者の業務に関し必要な実務上の知識及び能力」という5つが、貨物の試験科目になっています。

旅客の方は、貨物自動車運送事業法とは別に「道路運送法」、いわゆる道路を運送するためにどんなことをしなければいけないとか、どんな許可を取るとかということが1つ違いますす。あとは貨物と一緒で、合計5科目です。

試験は1日で、設問が30問ありまして、各試験科目が順番に載っていて、マークシートによる4択の試験です。ほとんどは4つの中から正しいものを1つ選ぶという形式になります。

30問の中にこの5つの項目が多い少ないという割り振りがあります。

最後の実務の知識なんかは一番問題数が多いんですが、各科目から何問か出まして、必ず各試験科目の中から最低1問は正解がないとダメで、他の4科目が満点でも1科目で正解がなかったら試験は通らないということになっています。

私の時は全て4択だったんですけど、調べてみますと平成22年度から一部問題が、設問の全てが合っているか合っていないかを問う問題とか、答えが1個だけじゃなくて複数存在する問題も出だしたということです。

問題集なんかも売っていますし、私は実務経験もある程度あったんですけど、自動車事故対策機構の基礎講習を受けに行きました。これは16時間、2日間丸々講習があるんです。

その講習で、5科目の内容をみっちり教えてくれます。一番助かったのがそこで、教本と疑似問題集とか過去問題とか、そういうものが載っています。

正直なところその過去に出た問題をすべて覚えるという勉強の仕方が多いと思います。

ある程度問題を丸暗記しまして、よく間違うところは本を読みなおして頭に叩き込むという形で、私の場合はそうやって基礎講習を受けてから試験までの間、空いている時間に勉強しました。

初心者でも基礎講習を受ければ大丈夫

勉強にかかった費用とトータルの時間は?

費用は基礎講習を受けるのに8500円かかって、あとは買ったものは何もありません。

試験まで数か月あって、自分でそこのところだけしっかり覚えればいいと思いますので、仕事が終わってから、毎日ではないですけど空いている時間にはそれを覚えました。

私は試験の1週間前からは本格的に毎日2,3時間繰り返し問題集をやってみたり参考書を読んでみたり、ラストスパート1週間は真剣に勉強しました。

受験料は6千円です。余談ですが私は沖縄の離島に住んでいますので、試験会場に飛行機に乗っていかないといけないので、交通費や宿泊費を入れるともっとかかりました。

年2回、各県でありますので、遠方の方は交通費とかかかると思いますけど、飛行機に乗っていくようなことはあまりないと思います。私の場合は交通費の方が多くかかりました。

私の場合は会社が負担してくれました。飛行機代も出してもらえました。向こうで飲んだり食べたりした分は自分で払いますけど(笑)会社ですから出張費の限度額がありまして、その中でやりくりして行ってきました。

ネットで見ると通信教育みたいなものがあるようですけど、そこまでする必要は私はないと思います。

基礎講習が16時間ありますので、こういった業務を全くやっていない人でも、みっちりその時に各講師が来て色々教えてもらえます。

そういったものがいい勉強になると思いますので、基礎講習を受けてから私の場合は2ヶ月半から3ヶ月近くあったと思うんですけど、十分時間がありますので、独学で勉強して十分合格するものだと思います。

基礎講習でもらった問題集をほぼ全部覚えたんですけど、合格ラインが60点以上取らなきゃいけないんです。簡単な問題の時で40%ぐらいの合格率で、数年に1度20%を切るような時がありまして、たまたまその時に私が当たったんです。

もらった参考書をほぼ丸暗記の状態で、同じような問題が出れば間違わないつもりで行ったところ、全く分からない問題がいっぱい出てきました(笑)

最終的に自己採点してみるとギリギリ60数点か70点弱ぐらいというところで、何とか20%弱には入ったんですけど、苦労したというか、覚えた類似問題が全然なくてちんぷんかんぷんの問題を見た時にはちょっと驚きました。

社会人の場合、勉強する時間をちゃんと作らないと、なかなか家に帰ってからしたいこともあるしということもあるので、働きながら勉強する場合そういう時間を作るのが非常に難しいです。

最後の1週間ぐらいは真剣にお酒も飲まず、机に向かって覚えるというのが大事だと思います。

合格後は資格者証を取得

合格した後の手続きは何かありますか。

合格すると合格通知が来ます。それだけでは失効してしまうので、運行管理者の試験に合格したら今度は運行管理者資格者証という証明書をもらわなければいけないです。いわゆる免許証みたいなものです。

それを3ヶ月以内に取得しないと合格が無効になります。合格通知が来た時にそういった手続きの書類も入っていますので、郵送でできますから合格したら3ヶ月以内に手続きして、最低運行管理者資格者証を交付してもらう必要があります。

資格は一生有効です。ただしこういう業務に使わなければ何も問題ないですけど、業務に就く場合は一般講習を2年ごとに受けなければいけません。

いろんな法律が変わったりいろんなところの事故の説明とか、最近こういうことがありましたよとかいうことで、年々いろんな取り決めが変わってきます。

一般講習を約半日5時間かけて3千円払って、各所で実際の運行管理者を集めた講習がありますので、それを受けなければなりません。

最近、公共交通機関とか、観光バス、貨物トラック等の事故がよく起きています。その対策として、ここ数年、非常に運行管理者の仕事の重要さが見直されてきています。

ここを強化しないといつまで経っても、過労運転とかトラックが重量オーバーで走るとか、そういったものが起きて事故が起こるということもあって、重要な仕事ということで注目されています。

流通業というのはネット通販とかで非常に貨物の需要が増えています。それから観光立国で観光客をどんどん増やそうという国の政策もあって、バスとかもフル稼働している状態です。

それで運転手と乗務員とか車両とかに対して安全を確保するということが非常に大事になってきております。

そういう意味で運行管理者の需要はまだまだ人数が足りない状態で、時々募集情報を見たら運行管理者というのが出ていることもありますので、参考にしたらいいと思います。

またそういう事業所以外でも、車両を扱ってる大きな会社とか車通勤が多いとか、そういう会社は、こういう肩書があれば安全管理のプロということで重宝がられます。

車両安全、運転のプロという認識になりますので、資格を取っておくことは色んな意味でプラス材料になるのではないかと思います。だから機会があって興味があれば受験してみてください。

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