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スキー歴15年の男性が教える上達のコツ

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スキーを上達させたいと思う人は多いはず。そんな方のための、初心者向けのアドバイス。滑り方から、道具の揃え方、上達への近道を知りたい方。そんな疑問点をスキー歴15年のベテラン男性にインタビューしました。


経験者と行こう

ご自身のスキー歴を教えてください。

私の父親が高校の先生だったんですけど、43歳か44歳ぐらいの時に職場の方と始めたのがきっかけだったようです。

父親は読書と釣りぐらいしか趣味がなかったんですけど、何かが吹っ切れたのか、それから狂ったようにスキーに行くようになり、その後徐々に家族4人で行くようになりました。

最初は半ば強制的に連れて行かれたんですけど、私たちもその魅力にのめり込んでいって、毎年何回も行くようになりました。

それが多分小学校3年生ぐらいからだったと思います。それから大学と就職は九州の鹿児島に行きましたので、6年か7年ブランクがあって、その間は行ったり行かなかったりでした。

今36歳ですが、今はブラジルに住んでいてスキーには行っていないので、通算すると15~16年ぐらいです。

まずは経験豊富な友達と行くのが一番だと思います。スキーやスノーボードはどうしても上手な人のペースに合わせなければならない雰囲気になりがちです。

ですから、一緒に行く友達も経験値にばらつきのあるいろんなレベルの友達と行った方が、自分のペースで滑れると思います。

あと初心者の場合、最初は本当に滑れなくてみじめな思いをしますので、何でも言い合える信頼できる友だちと行った方がいいです。

それから、雨が降りそうな、シーズン終盤は避けた方がいいです。やはり滑れないで天気が悪いとなるとみじめで最悪な環境だと思うので、そういった全般的なことを考えて始めたらいいと思います。

準備するものとしては、最低限必要なのが道具です。スキーの板とポール、ブーツとスキーウェア、ウェアにグローブや帽子、サングラス、ゴーグルなども含まれます。

山の天気は変わりやすくて、たまに吹雪くこともありますので、ハイネックのシャツに厚手の靴下、今5本指のものがありますが、薄い5本指のものを履いてから厚手の靴下を履くのが私のやり方です。

吹雪いた時のためにズボンの下にヒートテックを履くことも結構あります。暖かい時もありますので、Tシャツやパンツなどの着替えも持って行ったら風邪を引かずに済みます。

あと細かいことを言えば、スキーウェアを使った後は結構湿ってしまいますので、ポリ袋があるといいです。ポリ袋に全部濡れたものや汗をかいたものを入れて持って帰ったりします。

あとは滑っている時にお腹が空いた時や万が一のことを考えて、チョコレートや飴、保存のきく食べ物、カイロ、煙草を吸う人は携帯灰皿とかを持っていきます。

道具は板とポールとブーツの3点セットが、初心者用で2万円程度で売られています。スキーウェアはこだわれば高いのがありますけど、2万~2万5千円あれば揃うと思います。

あとはグローブ、ゴーグル、帽子といった小物類で1万円ぐらいです。帽子などは普段ニット帽を使っている方は普段使っているもので全然かまいません。

実際滑りに行く時の費用は、車で行く場合は高速代、ガソリン代、食費、ゲレンデで使うリフト代がかかります。

それぞれいくらになるかは場所によって違いますけど、家から3~4時間で行けるところでしたら、高速代で5千円ぐらい、ガソリンも3~4千円、食費が2千円、リフト代が4千円ぐらいですね。人数が増えれば車代は安くなります。

宿泊する場合はいろんなレベルのホテルがありますけど、民宿レベルで良ければ1泊1人食事付きで5千円ぐらいです。

大体1回行くのにかかるのが2万円ぐらい、節約すればもっと安くできるという感じです。

自分と同じ目線に立ってくれるコーチを探す

上手くなるための方法は?

大きくいうと、自分と同じ目線に立ってくれるコーチを見つけることです。自分のレベルに合わせた教え方をしてくれるコーチを見つけることが一番です。

コーチでも友達でもいいですけど、スキーは本当に上達するまでに時間がかかるスポーツだと思いますので、途中であきらめる人が結構多いんです。

私の経験でも、上手い人に習うとどうしてもその人の目線で教わることになってしまいますので、特に友達同士の場合だと分からないとかできないとか言いにくい雰囲気があるんです。

なので、できればお金を払って、自分の目線に立ってくれる外部のコーチを付けるのが一番です。

どれぐらいで上達するかは一概には言えませんが、ちゃんとコーチに習う人なら1泊2日を3回ぐらい行けば、スキーの面白さは分かってくる頃だと思います。

ですから5日か6日合計で滑れば、かなりスキーの楽しさは分かってくると思います。逆にそれだけ続けられる根性があれば、おそらく大丈夫で、はまっていると思います。

初心者にとっての練習は、まず本当に基本的なことで、ブーツの履き方、外し方、スキーの履き方、外し方から始めます。

スキーの道具は全て特殊で、ブーツもバックルと言う留め金みたいなものがあって、スキー板を履く時も普段の生活ではないような道具ですので、その履き方と外し方をまずは教えます。

その後、板の持ち方も教えます。スキーは前後に長いため、周りの人にとっても危ない道具ですので、安全な持ち方を教えます。

それが終わった後、まずゲレンデに出て、ブーツだけでゲレンデの雪の上を歩く練習をします。それに慣れてきたらスキーを履いて、雪の上を歩きます。

そこからようやくスキーが始まって、スキーを履いて、転んで起き上がる練習を繰り返します。

スキーというのは1メートル50センチぐらいの長さの板を履くわけですから、思ったような動きができないので、これは本当に大事な練習です。少し平らな場所で転んでは立ち上がりを繰り返し練習します。

その後少し傾斜のある場所で、滑って止まる、滑って止まるの繰り返しをして、初めて次のステップに行きます。

ボーゲンといって、ハの字といったりしますが、漢数字の八の字の形をする滑り方に辿り着きます。ここからがスキーの始まりです。これが一番初めにやる教え方です。

転び方は大切

まず転び方から練習するという感じですか。

頭を打たない転び方、足に負担をかけない起き上がり方というのも全部ありますので、基本的なところから教えます。一番危ないのは前のめりになったり頭から行ってしまうというもので、それを避けるためにお尻から転ぶようにします。

そのためにお尻や腰や肘用の衝撃を吸収するサポーターみたいなものも売られています。オートバイに乗るような、肩パットとか肘パットの入ったジャケットが売られていますけど、ああいうのと同じです。

最初はすごく汗だくになります。それが最初の練習です。

その後は初心者、初級者、中級者とどんどん進んでいきます。初心者というのは最初で、初級者というのがちょっと慣れてきた人のことを言います。

初心者だと結構不安になるかも知れないですけど、先ほど説明した通り、一緒に行く人を選ぶことです。本当に信頼して何でも言い合える、本当にやりたくない時はやりたくないと言えるような人と一緒に行くことです。

スキーの本を読むとかはあまり意味がないので、私はスキーを題材にした映画、古いところで言えば「私をスキーに連れてって」とか、もう少し最近のだと「銀色のシーズン」という映画を観たりしました。

オリンピックの映像とか、カッコいい気持ちよさそうな映像を観るとか、とにかくスキーは初心者にとっては想像がつかないスポーツだと思うので、面白さや楽しさが分かるような映像を観るのがいいと思います。

40代から始めてもハマる!ぜひ1度は体験を

ゲレンデの選び方を教えてください。

最初は小さなゲレンデで、家から近いところがいいと思います。

ゲレンデマップというのは大体初心者用、中級者、上級者と3段階に分かれているんですけど、初心者・初級者用のコースが多いところは見て分かるので、多いところを選ぶのが1つです。

あと滑ること以外のことが意外と大事で、お昼時は食堂が混みますので、いくつか食堂があるところです。

それからリフト券の値段が安かったり、レンタルスキーの種類やブランドが充実してるか、あとは宿泊される方はホテルや民宿からゲレンデが近いかということも大事です。

つまり滑ること以外の要素で時間とか体力を使わないようにして、滑ることに集中できるようなところを選ぶのがいいです。

ゲレンデは皆のものですので、常に周りに気を配って、自分の存在が邪魔になっていないかというのを確認する必要があると思います。

ゲレンデでよくある事故というのは衝突で、死亡事故というのもかなり起こってますので、滑る方も立ち止まる方も気が抜けません。

やはり初心者というのは自分のことで精一杯で周りが見えなくなっていることが多いのです。

それをフォローする意味で経験者がその人の状況を教えてあげて、アドバイスすることが大切です。スキーを始めた頃に注意しないと、誰も教えてくれないままになります。

もったいないのが、事故に遭う被害者になってしまうことです。

後ろから急に止まり方も知らない初心者に突っ込まれて、スキーの板が刺さったりする事故もあります。すごく危ないスポーツだというのを意識して、周りに気を配ることが必要です。

スキーは昔はすごく人気だったイメージですけど、今も人気はあるんですか。

今は全然ないです。よく言われるのが、スポーツだとJリーグとか、テレビゲームも普及して、パソコンも家にあるし、他に娯楽が増えたと言われます。

スキーというのはお金がかかるし準備も大変だしすぐには上達しないし疲れるし、いいことがないというか(笑)わざわざこれらの障害を越えてまで行こうとは思わないのかなと思います。

わざわざ行かなくてもいいんじゃないっていうのがあります。実際スキー場が今どんどん閉鎖していっていますし、残念ながら人気はないと思います。

スキーは2本の板で雪の上を滑るという、大変特殊なスポーツだと思います。それ故に、想像とは全く違った経験をすることになると思います。

最初は自分が雪の上で何もできないというのを実感すると思いますが、その時期を我慢して乗り越えれば、他のスポーツで味わえない解放感と爽快感が待っていると思います。

その感動を1度味わえれば、それが脳に染みついて病み付きになってくれると思います。

うちの母も父も43、44歳から始めて、今70歳ぐらいですけど、未だに行きたい行きたいと言っているぐらいなので、他では味わえない素晴らしいスポーツです。是非ファンが増えてほしいです。

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