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合同会社オフィスコア 金山憲一

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合同会社オフィスコア代表取締役金山憲一様インタビュー

100人マーケティングのオフィスコアを経営しています

合同会社オフィスコア代表取締役の金山憲一さん

──自己紹介をお願いします。

金山です。オフィスコアという合同会社を経営しています。

大きなカテゴリーでいうとマーケティングのコンサルタントですけど、うちはすごく独特な、100人マーケティングというものをやっています。

マーケティングって分野がすごく広いんですよ。経営全般のことをいわゆるマーケティングと呼ぶような傾向もあるぐらい、ものすごく広いんです。

その中で僕がやっているマーケティングの分野は、リレーションシップマーケティングといって、お客さんとの関係をどう作っていくか、その上で口コミとか紹介をどう促していくかということをやっているんです。

そうするために自分自身のブランドとか、自分をどう自分らしく生きていくか、みたいなことを総合的にコンサルしているのが、うちがやっているメインの仕事です。

起業したのは2004年で、会社にしたのが2008年です。

──この仕事を始める前は何をされていたんですか。

直前は、ある会社の社長秘書をやっていました。社長秘書といってもミニスカートをはいて社長といかがわしいことをする仕事ではありません(笑)

ある複合的な仕事を多角経営している会社があったんですけど、多角経営しているので社長が細かいところまで見られないんです。

ワンマン社長だったんですけど、社長の特命を受けて、傾いている部署とか事業部を立て直しに行くような仕事をしていました。それが直前の仕事ですね。

元々その会社に入ったのも、ある人材紹介会社の社長さんに気に入られて、「僕は経営者になりたいから、そういう勉強ができるところがないかな」と相談したら「金山さんにピッタリの仕事があります」と言って紹介されたのがその仕事だったんです。

実は東京で面接を受けたので東京に就職するのかと思ったら、ある地方都市に行けるかと言われ、出張で行くのかと思って「はい、行けます」と答えたら、その1週間後には金沢に住まなくちゃならない状態になって、数年住んでいました。

コーチングとの出会いがきっかけで

──なぜ秘書の仕事からこの会社を作ったのですか。

もともと経営者になりたいと思っていたんです。

以前に自営というか独立して仕事をしばらくしていて、ある事情があってその仕事を辞めてサラリーマン生活になったけど、独立したいとずっと思って、勉強のためにそこに入ったような感じなんです。

でもそこに数年いたら金沢で骨をうずめないかと言われて、「そんなつもりで金沢に来たんじゃない」と思って、このままいったらそういう感じになっちゃうなと思って辞めたんです。

辞めたはいいけど、金沢でそんな感じで辞めて戻ってきたから、次の就職先や仕事がない状態でした。

もともと僕はネットワークビジネスで飯を食っていて、その時にある人から「人はやり方を学んでも成功できない。そうではなくて人を本気にさせていく、そういうスイッチが入らないと成功はできない」ということを学んだ経緯があるんです。

その話がものすごく自分の中でインパクトがあって、それってどうやったらできるんだろうと、僕の中で研究課題としてずっと残っていました。

金沢で社長秘書をしていた時も、いろんな部署に行ってマネージャーみたいな、育成みたいなことをずっとやっていたんです。

その時、僕なりに育成のコツみたいなものを学んだ気がして、それって何なんだろうという漠然とした思いがあったんです。

これってどうやって体系化していけばいいのかとか、もう少しこの辺の訓練を積みたいなというのがありました。

たまたま金沢の会社を辞めて戻ってきた時に、本当に偶然なんですけど、戻った翌々日に、昔の友人から「一緒に飲もうよ」と十数年ぶりに電話がかかってきたんです。

それで久しぶりに昔の友人に会ったんですが、彼が「実は今、面白いことをやっているんだ」というので「何」と聞くと、「コーチングをやっている」というんです。

コーチングってその時初めて聞いたんですが、人間の潜在的な能力や思いを発揮していく仕事だというんです。

それを聞いた時に、「自分でそういうスキルを持っていなかったけど、僕が金沢でやっていたことってそれだわ」と思って、「それを勉強する」と言って、金沢から戻ってきた翌々日にはコーチになることを決めたんです。

そこからずっと勉強を始めて、完全に無職の状態で、持っているお金も全部そこにつぎ込んで、コーチングの勉強を1年ぐらいずっとやっていました。

それをやりながら、昔「人を本気にさせることが大事なんだ」と僕の師匠から言われた言葉ですけど、それが僕の中で繋がったんです。

「これをやっていけば将来それができるな」「世の中にはスキルとかテクニックとかノウハウを教えるところはいっぱいあるけど、人を根っから本気にさせるような仕事、職業ってそうそうないな」と思って、それを起業してやりたいと思ったんです。

それで独立したというのが経緯です。今までに経験したことがみんな統合されたという感じです。

クライアントさんが自分の可能性に気付く時が一番嬉しい

──1年間どんな勉強をされたんですか。

主にコーチングとか自己啓発とか心理学とか、成功哲学などです。

昔ネットワークをやっていて、師匠からそれを言われて、僕自身のそれって何なんだろうと迷っていた時期があって、離婚して、ネットワークの世界から足を洗うんですけど、その時に成功哲学のあるプログラムに出会うんです。

それはオリソンマーデンといって、成功法則、成功哲学の中では老舗のプログラムでした。

成功プログラムというと世の中にSMIとかナポレオン・ヒルとか色々あって、結構優秀な素晴らしいプログラムですが、実はオリソンマーデンというのはその何十年も前に出来上がったプログラムなんです。

オリソンマーデンというプログラムには、他のプログラムにはないコンテンツがあります。それは、自己分析プログラムです。

ものすごい徹底した自己分析のプログラムで、オリソンマーデンのプログラムは、そこにすごくこだわりがあるんです。

「自分がいかに本気になって、いかに自分を分析して自分の本気のスイッチを見つけることができるか、それができない限り成功する者の考え方とか習慣が身に付いたって、人生のどこに発揮するんだ」みたいな。

ここをものすごく徹底してやるんですけど、実はひと言で言ったらこの領域のことがやりたかったんですよ。

これは創業のためにやったわけじゃないですけど、この分野のことはものすごく興味があって、実はこのプログラムを購入するのに100万以上かけました。でもこれは僕の今の仕事にもすごく影響しています。

──仕事をしてきて一番嬉しかったことや楽しかったことは何ですか。

今一番嬉しいのは、クライアントさんが自分の可能性に気付くことかな。

「私なんて」「俺なんて」と思ってる人が、自分にはすごい可能性があると気付いて脱皮していく、そして自分の夢に向かってシフトチェンジを起こしていく瞬間を見る時は、ものすごいエクスタシーです。

顔つきとかも変わりますね。覚悟が入るというか。何の仕事もそうですけど、何かコミットしないと結果って出てこないじゃないですか。それがバシッとシフトチェンジする瞬間があって、そういうのを見ていると楽しいですね。

創業当初はしょっちゅう怒ってました

──辛かったことはありますか。

お金ですね。この仕事が儲かるからという理由で起業したわけじゃなくて、自分もそこに迷い続けてきたからこそ、世の中に必要だろうと思って、一種の使命感みたいな感じでやったはいいけど、自分のやろうとしていることが明確に表現しづらかったんです。

だからなかなか人に伝わらないとか、伝わったとしても自分に対して投資しようとする人は少なかったんです。

僕はお勤めされている方を対象に自分のコンテンツを提供しようとしていたんですけど、悲しいかな、お勤めされている方って自己投資する人は少ないですよね。だから創業した当時はしょっちゅう怒っていました。

「お前ら迷ったから俺のセミナーに来たんだろ」「それを『上位セミナーに行けない』なんてふざけるんじゃない」みたいな気持ちでした。

もちろん本人には言わないですけど、それをできない人達に「だからお前はこうやっていつまでもうだつが上がらないんだ」みたいな気持ちがすごくありました。だからお金のことはすごく苦労しました。

でも紆余曲折があっていろんな形に変えていって、やっと自分がやりたいゾーンのことが最近できるようになって、お客さんも紹介してもらえるようになってきました。

そうなるまでにものすごく苦労しました。自分をどう見せるかというのが分からなかったんです。

──経営や仕事をする上で日々心がけていることってありますか。

お客さんから貰っているお金以上の価値を、出逢った人にいかに多くあげるかということを心がけています。

喜んでいただくというと陳腐な言い方ですけど、単にお客さんってお金を払ってくれる人達だけじゃないじゃないですか。

出会った人がいずれお客さんになるかも知れないし、その人が直接お客さんにならないにしても、巡り巡って自分のお客さんとか関係者になっていく可能性だって大いにありますよね。

だからより多くの価値みたいなものをいかに提供できるかというのは心がけています。

「自分らしく生きること」に貢献

──経営理念を教えてください。

うちの会社の経営理念は、「あなたらしさとその本質を追求し、自らの成功や変容を望むすべての人にその機会を提供する」というものです。

「自分らしく生きる」ということに貢献したいと思っていて、人は1回しか生まれてこないのに、自分の良さというところに意識が行かないでコンプレックスみたいなことばかり気にしているんですよ。

その人らしく生きることが実は一番素敵なのにもかかわらず、自分の足りないところばかり意識して、そこが長けている人を羨ましがって、背伸びして違うように生きようとするんです。

桜として生まれたのに、杉の木を見て、まっすぐで素敵だと言って一生懸命伸ばそうとしているんですが、ひん曲がった姿が素晴らしかったりするわけじゃないですか。

そこに意識が行かないんですよね。だからそこに貢献したいなという思いがすごく強いです。

人は「物」を買うのではなく、物を通じて得られる「こと」を買っている

──今後の目標はありますか。

明確にあります。実は今、世の中、特に日本人の意識が二極分化されている感じがすごくあるんです。

昔から特にバブルの頃までというのが、良し悪しは別にして、アグレッシブで意欲があって、向上心がある人達が多かった気がするんですけど、そうじゃない人がものすごく増えている気がします。

一部では意識が高い人もいるかも知れないけど、そうじゃない人もいっぱいいるように見えるんです。

バブルが崩壊してから、人がどう生きたらいいか分からないというか、今、価値観がすごく多様化しているじゃないですか。

ある人が上手くいっているように見えると、それが正解なんだと思ってガーッと流れるけれども、AさんがダメでBさんが正解のように見えるとそっちに動いて、でも本当は正解なんてないわけです。

本当に正解があるとしたら、「自分って何なんだろう」ということを追及するところにしか、ないと思うんです。

というのは、Aさんにとっての幸せがBさんにとっての幸せかどうか分からないわけじゃないですか。ということは、自分にとっての幸せ感みたいなものの定義が見つからない限り、どこを追求したらいいのか分からないじゃないですか。

そこを見ないにもかかわらず、簡単に正解だけを求めようとしちゃうわけです。そもそも問題が分からないのに正解だけを求めようとするのって、ナンセンスじゃないですか。

だから、こんな時代だからこそ自分というものに対してもっと興味を持って、自分は何を求めて生きているんだということを追求しなくちゃいけないんだと思うんです。

その問いがあって初めて答えが出てくるのにもかかわらず、そこを問いかけないのに答えだけを求めようとしちゃうわけなんですよね。

こんな時代だからこそ、まずはそういうことが必要なんだということを、僕は声高に訴えたいと思っています。

でもこういうことを言って「だよね」と分かる人、このキーワードに触れる人って、10人中多分2人ぐらいしかいないんです。

僕が言っている意味さえも分からない人が多分8人だと思います。だからそういう人達に、もっとわかりやすくもっと響くようなことをしたいです。

そのために、全く意識のないような人達に向けて授業をやっています。どちらかというと僕のセミナーはそれなりに高額なんですけど、高額でもいいと言って自己投資する人しか相手にしてないんです。

でもそういう人達は10人に2人しかいないわけで、そうじゃない人達に分かるような言葉とか、「だよね」という人が1人2人と入っていけるといいなと思います。

だからどうやったら伝わるかというところです。

そういう人達を集めるのがこれからです。今集めても意味がないから、僕自身ももっと器を拡げて磨いていかないと、その人達に響く言葉とか、さっき言ったことが伝わらないので。

新しい文化を作れる人は素晴らしい

──金山さんにとって、こんな経営者や起業家はすごいという方はいらっしゃいますか。

新しい文化を作れる人かな。今までない価値観、文化を作れる人、例えば孫さんはすごい方ですね。

多分孫さんが創業する5年10年前に、あんな会社は世の中のどこにも存在しなかっただろうし、その必要もなかった。

でも彼がそれを作って、全く新しい文化がごく当たり前のようになっている。そういうことができる人というのはすごいなと思います。

孫さんが素晴らしいというより、そういうことができる人が素晴らしいと思います。

商売って、売っているものは何でもいいと思うんです。それをいかに価値あるような形に変えられるかということが素晴らしいと思います。

売っているものをいかに別の価値に変えていくか、例えば同じコーヒーを売っていても、ドトールとスターバックスで売っているものって全然違うじゃないですか。

例えば日本の今までの喫茶店でお客さんが買っているものって、単なる空間とかタバコが吸える場所とか、打ち合わせするスペースや時間を買っているわけです。そういう売り方が業界の中で当たり前だったわけじゃないですか。

でもスターバックスは、そこに全く違う定義を作っちゃっているわけです。「スターバックスでコーヒーを飲む」という文化を作っちゃっているわけです。

それがなんかオシャレだったりという、単にあそこで買っているのは空間とか時間じゃないんですよね。そういうことがやれる人ってすごいなと思います。

それってスモールビジネスでも全然できることだと思うんですよね。そういう人はすごく素敵だなと思います。

──このインタビューを見ている方、これから起業しようとしている人にメッセージをお願いします。

商売って、良い物があれば売れる、広がる、成功できるというわけじゃなくて、良い物をいかに売れるものに変えていくかということがすごく大事だと思うんです。

人が買っているのは単なる「物」ではなくて、その物を通じて得られる「こと」を買っているわけですよ。

その「こと」の定義というのをいかに作れるかというのが、経営者としての資質だと僕は思っていて、実はそこの意識がないのに経営とか創業しちゃう人がほとんどだと思うんです。

その意識がちょっとでもあると、その方向の発想が広がっていくのに、良い物だから売れるとか、これがあるから成功するってすごく短絡的に創業してしまうんです。

そもそもそういう意識がない人が多いので、そういう発想というか、概念を持ったらいいのにな、と思います。

多分創業したことのない人は、こういう話を聞いても正直何を言っているか分からないと思います。

でも「何かそんなことを言われたことがあるな」とか、意味は分からなくてもとりあえずこの言葉を頭のどこかに入れておいてください。

そうすると、何かぶつかった時に「ああこういうことか」というのをちょっと思い出して、そこからひも解くヒントみたいなものが見えてくるんじゃないかなという気がします。

オフィスコアのホームページはこちら
http://www.office-core.com

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