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電気屋さんが教える電気の節電対策

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大震災をキッカケとして日々、当たり前のように使っていた電気について、誰もが色々と見直さないといけなくなりました。今より少しでも電気代を落としたい。どうすれば効率よく電力を使うことが出来るのか?太陽光発電はお得なのか?電気屋さんに直接聞きました!

震災をきっかけに電気についての関心が高まっています

電気の仕事はなぜ始めることになったんですか。

両親が家電の小売を始めて、それから電気工事の方もずっとやってきました。

私も最初は違う職に就いていたんですが、従業員もしっかりした人がいるのに継ぐ人間がいないのはもったいないので、ちょっと修行させてもらいながら後を継ぐ形になりました。

全面的に継いでからはまだ1、2年ですけど、その前10年ぐらいは一緒にやっていましたね。

違う職に就いてからちょっと体を壊して、1回退職してからリハビリがてら3年くらい一緒に現場を回ったりもしていたので、通算で考えると長いです。

電気についてですが、最近特に地震の影響から取り上げられることが多くなっていると思いますが、実際に地震以降、大きな変化はありますか。

私の住んでいる所は、軽くですが被災した家が多かったんです。

うちもそうですけど、とにかく瓦や壁、塀が崩れましたね。

まずそちらを何とかするのが先だったんですが、電気が止まってしまったり水道が止まってしまったりもしたので、電気のありがたさに関してみなさん興味は高まってきてるようです。

実際にエアコンなど、前は安ければいいと簡単に考えられる方が多かったんですが、最近は「節電機能は付いてる?」「電気代どのくらいかかるの?」と聞かれることもあります。

またオール電化を検討されたり、企業さんもそうですが、太陽光に興味を持たれる方は増えています。

電化製品の中で一番電気を消費する家電ベスト3!

実際に、家の中で電気を使う物はいっぱいあると思いますが、何が一番電気を消費しますか。

エアコンですね。

通常の季節ですと、エアコンで全体の25%を占めます。

夏の一番暑い時、7月8月位の猛暑期の中でも特に暑い時間帯、1時2時ぐらいですと53%になったりします。だからクールビズもしないといけませんね。

特に東京は色々な条件で実際の気温よりも高くなっちゃうんですよ。太陽の照り返しが多いことと、建物自体が熱を吸ってしまって暑いし、ビルが多くて風が入って来ないので風通しも悪くなり、熱の逃げ道がなくなるんです。

だから東京は外気温に比べ、実際人が感じる温度は高くなってしまうんです。

オフィスだと本当にエアコンを使わざるを得ない状況になるので、そうなると53%ぐらい行っちゃうんですね。

次は平均的に冷蔵庫が16%、照明器具16%ぐらい、テレビだと従来品で10%ぐらいです。

テレビは一番長くついているイメージがありますが、人がいない時は消していたりするのでそんなに電気は喰わないんです。冷蔵庫はずっと冷やし続けるので、開け閉めしてないつもりでもコンプレッサーは動きますからテレビより電気を喰います。

ただ、冷蔵庫は設定温度によって消費電力が変わるんです。

冷蔵庫には強弱が変えられるつまみが付いてるのはご存知ですか。見えにくいところについてるんですけど、強中弱のつまみや、設定ボタンがあるんです。

冬場だと外気温も冷えて生ものもそんなに悪くならない時期なので、弱で十分です。真夏でも開け閉めをしょっちゅうしたり、目いっぱい冷凍庫に詰め込んだりしなければ中でも大丈夫なんです。

夏だからといってめいっぱい強にしちゃうと、電力をそれだけ使っちゃうんですよね。

だから面倒な人は最初から中にして使ったらいいですね。

電子レンジとかはどうなんですか。すごく電気を使うイメージありますが。

電子レンジも今省エネタイプなどが出てますので昔ほどじゃないです。ただ、これも電子レンジ自体の大きさによっても違ってくるんです。

例えば具体的な数字で言うと、19L以下と、20L以上の2つに分かれるんですが、大体ご家庭で使う電力の契約ワット数だと、19L以下だと1分あたり0.37円と安いんです。10分で3.7円、20L以上だと1分0.46円、10分で4.6円です。

最近すごく安くなってはいるんですが、1分で終わる調理ってなかなかないですよね。

男性の方はあまりやらないかもしれないですが、野菜の下ごしらえも電子レンジの方が楽だったりしますし、お肉やお魚の生ものも解凍に使うと時間がかかってしまう場合もあるんですね。

あとは冷凍食品を電子レンジで温める時って、大体3分~5分ぐらい使うんですよね。

例えば一人暮らしの方で、冷凍食品やレトルト物を多く食べる方はどうしても電気代がかかってしまいます。

電気のプロがおすすめ!人感センサーエアコン

エアコンでも、いろんなメーカーがある中でおすすめはありますか。

どのメーカーも節電節電と言ってますけど、各社出している中の一番高いグレードで考えると、私は三菱のムーブアイがお勧めです。

ムーブアイの3Dというのがあるんです。

それが映画と同じような感じで、もちろん人がどこにいるかを感知するんですけど、テレビの周辺とか、パソコンがあったりする時、機械が動いてるのでそこはちょっと温まりますよね。

そうするとそこの冷房を強めてくれたり、西日が差すと部屋の温度が上がってしまうので、西日が差すあたりに風を当ててくれるんです。

部屋全体の人がいる位置、物が動いているところ、冷気が足りない所、必要な所をセンサーで感知して冷やしてくれるので、すごく快適なんですね。

もともと最初から3Dがあった訳ではなく、三菱が入れたのは去年からなんです。それまで普通のムーブアイという人感センサーだけだったんですけど、それでも早い方だったんですよね。

去年から3Dになって、本当にすごいんです。物陰になってる所も全部見るんです。センサー自体は小さな防犯カメラのようなものがポツンとついてるだけなのでそんなにすごい感じはしないんですが、それがすごく動いて見てるんですよね。

もちろん自分の好みで設定することもできますが、ある程度設定してしまえばお任せで快適に保ってくれるので、一々いじるより面倒臭くもないし快適だし、間違った知識で動かすよりは節電にもなります。

あとは今回ダイキンも人感センサーを付けていて、こちらもお勧めです。

3Dは付けてないですが、ルーバーってありますよね。風を送る時の動く羽根みたいな。その種類を1本のルーバーで、上下左右に動かすだけじゃなく、人間でいえば視野を広くする感じで、ウィングの部分を足していたりするので、割といい物が付いてるんです。

それにダイキンは空気清浄器などもやってますから、保湿や除湿に関してそれの機能を取り入れてるんです。

あとはおまけみたいな感じですが、機能として脱臭効果的なものも入っているので、いいですよ。

他のメーカーも人感センサーはないですが、風をどこに当てるかの操作はある程度できるようにはなってますので、従来品で使っていたものよりは使い心地はよくなってます。

あとはパナソニックですね。ダイキンのような空気清浄機能や人感センサーはないですが、ルーバーで工夫している部分や仕上げに関しても気を使っているし、リモコンも楽しいんですよね。声で反応したりして。

結局エアコンもグレードがいっぱいあるので、ピンからキリまでなんです。

3Dのムーブアイになると10万はいっちゃいます。確かに買う時は他と比べると「10万!?」て思いますよね。でも快適度も違うし、エアコンやテレビ、冷蔵庫もそうですけど、余程はずれの物じゃなければ普通に15年~20年と使えるんです。

だから15年にしたとしても電気料金を考えたらすごく大きく元が取れるんですよね。

これから電気料金が上がるとなってますから最初はちょっと大変かもしれませんが、可能な範囲で節電・省エネ機能が付いたものを買っておくといいでしょうね。

電気料金の負担を軽減!エアコンの電気代節約術

エアコンの使い方で何か工夫できるところはありますか。

さっき言いましたが、エアコンは一気に使ってしまうと53%になっちゃいますよね。

それだとすごい料金の負担になってしまうので、それを減らすにはまず設定温度なんです。

大体28度ぐらいがいいとされていますが、皆さんもっと下げちゃうじゃないですか。でも、28度でちょっと暑いと思ったら27度に設定温度を低くするのではなく、まず風力を上げるといいんです。

弱風で動かしていたのを強風にする。実は、1度落とすよりも風力を変える方が、電力がかからないんです。

1度下げると電気料金が10%高くなると考えてください。

先ほどお話ししたように25%が53%になってしまうのは、通常28度で良いのを、3度ぐらい下げてしまうからです。1度か2度くらいは、強風にしてしまえば我慢できますし、扇風機を併用するのも良いですね。

冷えた空気が一方向にしか出なかったり、吐き出すことはしても回す機能はないので、当たっている所は涼しいけど部屋にまんべんなく行き渡らないんです。

広い部屋やオフィスだと、冷風が届かなくて暑い人が出ると設定を下げてしまう場合がありますけど、出てきた冷たい風を扇風機で回せば設定温度を下げる回数も少なくなってきます。

直接当たる人も少なくなるので、女性や冷え性の方がいるところではおすすめです。

あと、先程も言いましたが西日が当たってしまう部屋は、人感センサーがないともろに部屋の温度が上がってしまうんです。

そうすると設定温度を下げることになってしまうので、部屋の中であればブラインドやカーテンを閉めるとか、表だったらスダレや、よく今役所などでやっているようなグリーンカーテンを使うのも良いですね。

グリーンカーテンというのは窓にスダレをかける感じで、何でもいいですが葉っぱを這わせるんです。網を張っておけば、どんどんツルがそこに這っていきますよね。

それが育ってくると、密接して光が入って来なくなるので、グリーンカーテンと呼ばれてるんです。

プランターを窓の広さに合わせて1個、2個と並べて、朝顔の種をまいて網に這わせるようにしておくだけで、あとは普通に花を育てる感じで水を上げればどんどんそこに這っていくので、素人さんでも簡単にできますね。

ちょっと暗くなりますが、できるだけ西日が差す窓は時間帯によって何かで遮る方がいいですね。

そのほかにフィルターの掃除も大事です。

目詰まりするとそこを風が通らないので、通すために機械が一生懸命働いてしまうんです。

フィルターってすごくキメが細かいので、そこにうまく空気が通るようにしてあげないと効率がすごく悪くなってしまうんです。

だから理想としては2週間に1回ですけど、なかなか難しいと思うので、少なくとも夏と冬の使い始めの時期にはちゃんと綺麗にした方がいいですね。

消費電力のパーセンテージも変わりますが、機械にも悪いんです。故障を早めちゃうんですよね。故障したと言われてお客様のところに伺うと、フィルターがホコリだらけのお宅が多いんです。

「掃除されてますか」って聞くと、「年に1回か2回ぐらいしかしてないです」っていうお宅はやっぱり壊れやすくなってますね。

クーラーを我慢するのはどうでしょうか。熱中症もすごく怖いですけど。

熱中症は部屋にいてもかかるので本当に怖いです。

我慢することもいいですけど、東京の、とても温度が上がるところだとかなり体に負荷がかかりますね。

余程涼しい地域や風通しの良い家に住んでいて、扇風機だけでもそんなに汗だくにならないのなら扇風機でも良いですが、あまり我慢していると本当に熱中症になってしまいます。

だから汗が出てくるような感じになったらエアコンを設定温度高めにして付けて、扇風機も一緒に使うと、ある程度安く使えますよ。そちらの方が体にはお勧めですね。

ちなみに夏はクーラーと冬の暖房ではやはり夏が電気を喰いますね。

夏はエアコンは使っちゃうじゃないですか。でも冬は、うちの田舎の方だけなのかもしれないですけどエアコンだけで賄えなくてヒーター、ストーブを使うので、家庭の中で一番電気代を喰うエアコンの稼働率が減るんです。

ファンヒーターはそもそも灯油やガスで動かすものですから、全部電気で賄うものではないのでエアコンほどは電気代がかからないんです。だからエアコンはやはり夏の方が電気は喰いますね。

10%の節電ができる!少しでも電気代を安くする節電対策

使わないコンセントを抜くと良いってよく聞くんですが、あれは効果あるんですか。

待機電源ってあるんですが、コンセントを入れておくことでいつでも機械が作動するように待っているんですね。

機械に向けてずっと電気を流し続けているわけですから、どうしても電気は発生するんです。別に抜いたところでまたコンセントを差せば動くものがほとんどなので、抜いた方がいいです。

どの機器もコンセントを抜くことで10%ぐらいは節電にはなります。面倒臭いと言えば面倒臭いですけどね。

テレビはまさかコンセントまでといわなくても、主電源ってありますよね。ポチッと押すやつ。あれを切っておくだけでも少し違いますよ。

あとはドライヤー、電子レンジ、エアコンのコンセントも、春秋の使わない時は切っておきます。

節電のグッズで何か良い物はありますか。

夜暑くて寝づらいのが夏の特徴ですよね。それでエアコン付けてしまったりします。

だから冷感寝具のようなもの、ひんやりパッドなんかが今出てるんですよね。それから首元に保冷ジェルが付いているパジャマなんかもすごくいいですね。

洋間向きですけど、畳と同じようにイグサでできたラグもおすすめです。余分な湿気を吸ってくれるので、普通の綿生地よりはイグサの方がサラッとします。

あとは保冷タオルというのがありまして、テレビでやってたんですけど、一回水で絞ってパンパンとやると保冷機能が続くんです。

だから首元に置いたりするとそれだけで涼しくなって、ぬるくなったらまたそれを繰り返せばずっと使えるので、これは画期的でいいですね。どこでも使えるし。

消費電力が大幅に少なく寿命が長いLED

電気をよく使うオフィスなどで効果的な節電対策って何かありますか。

規模によるかもしれませんが、年間通してと考えると、LED照明に変えることですね。

オフィスはどうしても電気使いますし、あまり暗くしておけないですよね。来た方に、「あれ?」と思われる事もあるので。

そう考えると、照明器具も年間16%かかってくるものなので、それをLED照明に変えるのはとても大きいです。

LED照明は一般的に、40,000時間持つと言われてるんですよ。

「40,000時間って、どんな?」と思われますよね。

一例としてですけど、普通の白熱球で40ワット相当の物だと、省エネタイプでも10,000時間で、普通に売られている安いものだと6000時間なんですね。

それをLEDにすると40,000時間なんです。電球の交換回数に換算すると、一般品を約7回交換するのに対してLEDは1回で済むんですね。

不謹慎な言い方ですけど、高齢者の方が変えたら多分電気交換しないで済むかもしれないですね。

ただ、実はLEDは暗いとも言われるんです。

LEDがよかろうと、ご自分で選ばれて付けてしまったけれど「今までの方が明るかった」という企業が過去に2、3ありました。

そのLEDに関しては私どもの方では選ばせていただかなかったので仕方ないんですけど、LEDには器具の選び方や視野や明るさのクラスがあるんですよ。

だから何がなんでもLEDだったら絶対明るくなるかというと、そうでもないんですね。

例えば40ワットの白熱球の話をしましたが、LEDでも40ワット相当の光を出せる物と、20ワット相当の光しか出せない物の区別があるんですね。

今まで40ワットの物を使っていたところに20ワットのLEDを付けても、それは暗く感じますよね。

だから今まで使っていたのが何ワットのもので、今度付けるのが何ワットのもので、あとは、視野を照らしてくれる幅がどれくらいあるのか、最低調べてから器具は買われた方がいいです。

電球もただLEDに変えればいいのではなくワット数もチェックしておかないと、期待度が高い分「なんだ暗いじゃないか」というケースが出てきてしまいます。

他にもLEDのメリット・デメリットはありますか。

メリットは消費電力が少ない事ですね。

寿命が長いのもそうですけど、そもそも電力が少なくて済むのが節電に関してはとても大きいですよね。

あと、デメリットと言えるか分からないんですが、今のところ、直管タイプと呼ばれる真直ぐな棒のタイプや、輪のサークライン、水銀ランプのような小売ランプは大手メーカーでまだ発売されてないんですよ。

だからそのタイプのランプを使っている器具をLEDにしたい時は、ランプ交換でなく器具ごと交換になってしまうんですね。

ただ、もう開発はされているので、今無理してやらなくてもどんどんいいのが出てくるはずです。まずは電球の所から替えると良いですね。

さすがに器具は高いので、それで躊躇される方は多いです。普通の倍以上かかりますからね。

LEDがいいからって、じゃあどこもかしこもLEDにしてしまえとは言い切れないので、まずは人が集まる場所、例えばリビングなどから替えていく形でもいいですね。

ただ、職場にLEDを入れるんでしたら自社ビルじゃないと難しいかも知れないですね。オフィスが短期間で移り替わるところでしたらもとがとれませんから。

他にオフィスの節電としては、電気ポットを魔法瓶機能やタイマー機能がついてるものに変えたりしてもいいです。タイマー機能が付いてれば、人がいなくなった時はタイマーで動きますからね。

あとはエアコンの工夫も、一般の家庭と同じように西日の関係と設定温度ですね。

これも自社ビルなら、ということになりますが、トイレの照明を人感センサー付きの物に変えるのもいいでしょう。

トイレって付けたらつけっぱなしの時もありますよね。常に付けちゃってたり。人感センサーだとその瞬間だけなので、ちょっと元は高いですけど5%か10%ぐらいは年間で節約できますのでいいですよ。

コピー機、プリンターも人がいなくなる帰宅時には電源から抜いたり、意外とパソコンも電気を使ってるのでバッテリーが持つ程度でアダプターを抜くだけでも違います。

あとはお客様が常時来るところでなければポイント照明と言って、フロア全部の照明を付けておくのでなく、必要な部分、人が作業してる場所だけ付けておくのもいいですね。

ちょっとせこくて不便だし、昔の生活に戻る感じかも知れないですけど、意外とそういうことも大切だったりします。

節電を実際することによってどのくらい電気料金を下げることができますか。家庭によって変わると思うのでざっくりで。

コンセントを抜いたりエアコンの使い方を先ほどお話ししたような感じで工夫していただきますと、10%ぐらいは変わります。

あとはエアコンも極力我慢して、無理のない程度で扇風機を使う。扇風機をメインにしてエアコンを補助に使うくらいの気持ちでやっていただくと、エアコン代としては、年間50%ぐらいは節約になります。

照明器具も16%と、意外にかかってきているので、日中日差しで何かできるくらいの時には極力消しておいて、夜間も人がいる部屋だけを付ける工夫をしていただくと年間5%ぐらいですね。

冷蔵庫についても最初に話しましたが、設定温度を変えることです。他には扉の開閉の回数、時間、あれが意外と大きいんです。

扉を開けてずっと迷ってる時があるじゃないですか。あれは本当に冷気が逃げてしまって、その冷気をまた貯めないといけないので電気がかかってしまいます。だから扉を開ける前に迷いを消すしていただく方が良いです。

あとは詰め込み過ぎを減らす事。

迷っている時間の冷気を逃がさなくて済むように、ビニールカーテンを付けてしまうのも良いです。そうするとちょっと防いでくれますから、2%から5%ぐらいの節電になります。

テレビでしたら、大体のテレビに付いてると思うんですが、省電力モードに設定していただくと、なしで使うよりは2%くらいの節電になります。

地域や状況に応じた電気料金の違いがある

地震の後、電気料金とか基本料金が上がってるとよくテレビでやってますが、実際どれくらい上がってるんですか。

実は震災の直後に上がったのが、東電だけなんですよね。

東電は、従来の一般的な家庭の契約で約40円値上げして、月に7000円近く高くなる感じにしちゃったんです。

逆に北海道、四国、近畿、沖縄の方だと下がってますからね。40円ぐらい値下げしたり20円ぐらい値下げしたりした場所もあります。

原油の輸入価格が当時ちょっと安くなったので、それを受けて下げてるんですけど、東電は逆に原発の収集を付けなきゃならなくて、原油の問題は関係なく値上げされちゃったんですよね。

本当に震災で被災したところだけが高くなっちゃいました。一番困るところで値上げされてしまったんですね。東京電力と関西電力は違う会社なので仕方ないかも知れないですけど、ちょっと困る話で。

地域ごとの違いだけでなく、同じ一般家庭どうしでも電気代の違いが出てきてしまうこともあります。

どういう契約をされているかで違ってくるんです。

さっきから私が家庭用の従来契約という言葉を使ってますけど、実は契約の種類ってすごくたくさんあるんですね。例えば30アンペアの契約、60アンペアの契約でも種類が違うので、そうすると何百円単位ですけど基本料金が変わってくるんです。電力の使用量も変わってきますしね。

じゃあなぜ、30アンペアとか60アンペアに分けるのかというと、家の大きさによって違ってくるんです。

例えばアパートの2LDK位だと部屋が少ないので、30アンペアで済むんですよね。でも田舎のお家で和室があったり洋間があったり、部屋数が多いところだと使う電力も大きくなってくるので、30アンペアだとすぐにブレーカーが上がっちゃうんですよね。

例えば二つの部屋でエアコンを同時に動かして、その上電子レンジ使ってとなると、すぐに上がっちゃうんです。

そのため60アンペアといういっぱい使える契約になる。携帯の料金体系と同じですよね。自分の家は60アンペアで契約してるけど、お隣さんは30アンペアで契約していたら、明らかに違いが出ますよね。だから契約によっても違うわけです。

あとはエコキュートや、オール電化を使っているお宅は、いわゆるナイトプランといって夜安くて昼間高い料金体系なんです。

そういうお宅で昼間人がいなくて使わなければ電気は安く済みますよね。だから、一般家庭といえどもそもそもの契約で違ってくるわけです。

節電の効果もだいぶあるかも知れませんが、まずは契約を見直してみるのも良いかも知れないですね。

例えば保険だと見直しのスペシャリストみたいな、ファイナンシャルプランナーという人がいますけど、電気料金の見直しをする職業の人っているんですか。

私たちがやります。新築のお宅を建てる時、設計図を描きますよね。例えばエアコン何台付けてとか、色々計算していって「じゃあこのくらいの容量が必要ですよ」と提案をするんですね。

あとは生活してらっしゃるうちに家族構成が変わってきて、「今のプランはどうなんだろう」という相談も受けるんです。すると、「じゃあこっちのプランに変えた方がいいですよ」とすすめたりですね。

それからうちの方は田舎なので、農家の家って他に農業用の動力なんかを引かないといけないんです。使わなくても契約してれば基本料金だけ取られてしまいますので「もし使わないんだったら動力は解約した方がいいですよ」とお話しさせていただいてます。

東電の申請もご自分でももちろんできますが、面倒臭い場合はうちの方で代行して承る事もできます。電気工事をやっている所であれば大体そういうのは分かってる筈なので、ちょっと聞いてみるのもいいですよ。

それだけを専業にお金貰ってもいいぐらいの勢いですね。

本当に戸別訪問して「いかがですか」ってやってもいいお金になりますね(笑)。

東電申請と言っても、今インターネットで簡単にできる部分もあるし、電気屋さんによって違うでしょうけど、うちはそんなにはいただいてないので年間で言えばお客様の方ではお金がそれで済むわけですし。

図面を描かないといけない場合もありますが、大体はファックスかネットでできたりするので、頼んでいただければ結構なお金になるから、ちょっとやってみようかな(笑)

基本的に、電気代の領収書を一枚持ってきてもらえれば大丈夫なんですよ。

今の契約内容が出てるので「今どうなんですか」と話を聞いて、「じゃあこうしましょう」ってできるので。実際お客様の方も自分でネットでプランを調べるのが苦手な方でしたら、領収書を持って電気屋さんに相談に行った方がいいかも知れないです。

東電には行かない方がいいですよ。今東電は下げられると困るから(笑)行けば教えてはくれるかもしれないですけど、下げることをそんなには奨励しないでしょうね。

震災の前には、オール電化のキャンペーンがすごく多かったんです。

でも、オール電化にされちゃうと料金取れなくなっちゃいますよね。だから震災後はオール電化の宣伝はなくなりましたからね。変えましょうっていうキャンペーンは一切やらなくなりました。

節電とは関係ないんですが、素朴な疑問ですが、電気代を滞納したら止められるそうですが、いつぐらいに止められるんですか。滞納したことないんでわからないですが。

私もないですけど、偶然友達が滞納して(笑)アパートに住んでる友だちなんですが、2か月目の期限が切れた時に、何の予告もなく止まったって言ってました。

支払日が過ぎた時に、午前0時を過ぎてバチッと切れちゃったって。

でも東電に電話して、コンビニで振り込むとすぐ復旧してくれるそうですよ。

夜間でもコンビニで振り込んで、「今振り込みました」って連絡するとすぐ付くって言ってました。次の日の処理にはならないんですね。「電話したらすぐ、2、30分お待ちくださいって言って、復旧した」って言ってました。

夜間の電気料気が安いオール電化にするための2つの条件

先ほどもオール電化の話が出ましたが、実際どうなんですかね。こうなっちゃうと、あまり良くなさそうというイメージがあるんですが。

逆にこうなったので、オール電化を考えるのも良いですよ。

電気料金は上がってしまうんですが、オール電化は日中の電気を抑えることで、夜間の安い電気料金を使わせてもらえるのが売りなので、日中の電気代が高くなるのならオール電化にしてしまって、夜の安い料金を使った方がお得ですよね。

電気料金が上がれば上がるほど深夜料金も少しずつ上がるかも知れないですが、高い日中の料金でやってるよりは深夜料金に変えちゃった方が安上がりです。率が変わってくるだけでシステムは同じなので。

上がっちゃうんだったらオール電化にしちゃうか、もっといいのは太陽光かも知れないですね。

ちなみにオール電化にする条件は二つしかないんですよ。

エコキュートという給湯器に変えることと、IHクッキングヒーターを設置する形で家の中からガス機器をなくすことだけなんですね。

それでナイトプラン、安いオール電化用のプランに変えるんです。

ただ機器に関してはたくさんの種類がありまして、給湯だけのタイプ、追い炊きしてくれるタイプなど、本当にピンキリでどの商品を選ぶかでも違ってきます。機器だけで50万から80万と幅がありますし、追い炊き機能などの良い機能が付いてるのを使うと、IHも含めて機器だけで100万になる場合もありますね。

工事代は工事屋さんの考え一つになってしまいますが、平均100万円くらいは見た方がいいです。

ただ光熱費に関しては30%から40%の節電になるので、これから電気料金が上がっていくのであれば良いですけど、それだけでオール電化が良いとも言えないんですね。

どういう生活をしてるか、家族構成や生活様式によっても違っちゃうんですよね。

例えば高齢者のご夫婦だけの世帯で、昼間お出かけにならなくて、洗濯、炊事、お風呂も早い時間に入って早く寝ちゃう方は深夜電力を使うことがないですよね。

逆に昼間の電気を使うことになるので、いくらエコキュートでお湯をためておいたといっても、洗濯機を使ったり、炊飯器を動かしたり、エアコンを付けるのが日中になってしまえば、日中の電気を使うしかないので逆に高くなってしまうケースもあるんですよね。

だから何が何でも、どの家庭でもオール電化が良いかというとそうとも言い切れないんです。その点は業者さんに相談してみた方がいいですね。

ただIHクッキングヒーターはオール電化じゃなくても導入できます。

高齢者の方だったら、ガスの消し忘れが火災の原因になったりすることが多いんですよね。

その点IHにすれば火災も少なくなるので安心です。

補助金が出る太陽光発電で電気を売る

エコとか、補助金が出るイメージがあるんですが、どうなんですか。

今出てる補助金が、太陽光発電だけなんですよね。

エコポイントってありましたよね。今あの制度がなくなって、復活させる話もあったんですけど消えてしまったので、エコ商品を買うことに対しての補助金がなくなってしまったんです。

オール電化にするにあたっても特に補助金は出ないので、今唯一出るのが、太陽光発電に関してなんです。

太陽光発電ですと国が出してくれる部分と、自治体で出してくれるのがあるんです。でも自治体分は年度によって出すか出さないか、金額なども変わってきてしまいます。

一番いいのが国、県、市町村の3つの抱き合わせができることが理想で始まったんですが、今は県で出ても市が出ないケースもあるので、そこはお住まいによって調べていただくことになるんですけど、国の補助金は唯一できるところですね。

オール電化とかで余った電気が売れるというのを聞いたんですが、実際どうなんでしょうか。

オール電化では電気は売れないです。

多分、太陽光発電で余った電気を売るということです。

太陽光発電とは、太陽の光からソーラーパネルを使って電気を作るということですね。

他の燃料を使わずに電気を作れるので、クリーンエネルギーと言われて環境にもいいんです。

今一般住宅で広がってる理由の一つは、CO2を削減できて地球環境への配慮ができるからなんですね。

あとはさっきおっしゃったように余った電力を電気会社に提供できること、これは売るというよりは、提供できるという社会的・福祉的なことなんですが、実際提供できることは売れることだと考えてください。

そこで得している方もいるみたいですよ。

家の条件が良くて発電力が高ければコンスタントに売れるので、電気代がかからない生活ができるお宅はありますね。

自分で「売ります」って申請しなくても、機械が勝手に余ったら売ってくれるんですね。だから知らず知らずに売ってお金が入ってくる形です。

なにせ買取価格が42円なんです。1時間に1キロワットの発電に42円、これが固定の金額なんですよ。今年付けたとしたら10年間この価格で買い取ってもらえるんです。

電気料金に関係なく政府が価格を決めているので、10年間は42円で売れるからいいですよね。

最初はお金がかかっちゃうかもしれませんけど補助金も出ますし、発電した電気を使えて売れるのでペイできるのも早くなります。便利で良い生活になるでしょうね。

太陽光発電に関してはどこのメーカーでもシミュレーションを作れます。メーカーそのものじゃなくても、業者に頼めばいくつかのメーカーを選んでシミュレーションを作ってくれるんです。

例えばパネルを何枚付けるとどのくらいの発電率になるか、付けた後にどのくらい売れるかも出してくれるんです。部材やパネル単価など、色々入れて最初にかかる導入費用も出してくれますよ。

屋根の大きさによってもパネルの付けられる数って決まっちゃいますよね。

本当はビッチリ付けた方が得なのかも知れないですが、メーカーの方で規定があったりするし、パネルの形状で付けられない部分もあるので枚数はお宅それぞれになってしまいます。そういうのも何枚付けてどのくらいかかるか全部出してくれますので大丈夫です。それはまずやった方がいいですね。

唯一デメリットは高いことです。

平均200万くらいはかかってしまいます。クレジットやローンを組んでる会社が多いですから相談次第ですが、パネルが何枚付けられるかによって全然違ってしまうので、200万~300万くらいと考えてもいいかも知れないですね。

でも、これらの初期費用は10年から15年でペイすることが可能だと言われてます。

立地条件や、パネルの設置場所、屋根の形状によって発電量が変わってしまうので、5年の幅があると考えていただきたいですが、すごく太陽光に向いているお家の方は10年かからないでペイできるかも知れないです。

このように補助金はありますけど、エコキュートにするよりも導入費用は高くなる場合が多いので、そこを皆さんどういうふうに考えられるかですね。

途中で大きな故障はないものですか。

通常はないはずなんですよね。仕組み的にはシンプルなんです。電気屋さん的に言っても重いものを扱うので労力は使いますけど、システム的にはそんなに難しいものではないです。

どちらかというと工事費より物代が高いんですよ。

メンテナンスに関しても、メーカーによっては申し込みをしておけば自分の家の状態をパソコンで自動チェックしてくれるサービスがあります。

メーカー的にもペイできるまで使っていただくため、10年くらいは保証できるものを用意してます。場合によってはもう少しプラスすると20年保証を付けてくれるところもあります。

保証は有料ですが、私たちのような業者側が持つ形になるんですね。それが付いている間はパネルに関しては無償ですから、そんなに心配はありません。

ただ、家の中で使ってるコントローラーみたいなものを自分で壊してしまった場合などは有料になりますけどね。

これも素朴な疑問なんですが、梅雨などの太陽があまり照ってない時期は大丈夫なんですか。

それはものすごく発電効率が悪くなりますね。

太陽の光で作るものなので、太陽光が来ないことには、発電のしようがないんですよね。

梅雨の時期でどんよりした日が続いてしまうと、からっとした日が続いた一週間と比べたら全然違いますね。あとは周りに木が多く、葉っぱで太陽光のが届きにくくなると効率が悪くなります。

北海道など雪の多いところだと、冬場は太陽光じゃなくて電気を買うぐらいの気持ちでとなっちゃいますよね。雪でメンテナンスも大変かも知れないです。

逆に沖縄だとガンガン発電しそうですね。

でも沖縄は値下げの対象に入ってて40円ぐらい安くなってるから、そもそも電気代が安いんじゃないですかね。

だからあまり必要性ないのかな。それで入れたら最強ですね。

太陽光発電でおすすめの業者と悪徳業者の見極め方

太陽光発電でお勧めのメーカーはありますか。

今結構出てるのがシャープですかね。あとは三菱。

さっき言った20年まで保証を付けていたり、モニターで自分の家の発電状況やメンテナンス状況を見てくれるのもシャープなんですね。だからユーザーとしては有難いですよね。

メンテナンスが必要だと思ったら、メーカーが全て管理していてメーカーの方から言ってくれます。自分では見えないところまで見ててくれるので、とてもいいですよ。

あとは若干お金はかかるかも知れないですけど、20年の延長の保証があるのも安心ですね。

メーカーによっては悪徳業者的なところもあったりします。何か一つできると絶対悪徳業者は出ますよね。

悪い業者のポイントがハッキリしてますので、太陽光を考えている方は是非チェックしていただきたいところです。

まず最初に屋根の状態を見ないことです。

屋根の傾斜、広さによってどのくらい付けられるか変わってきますし、そもそも太陽光発電が向いていない屋根もあります。実はメーカーの方で認めてもらえない屋根も若干あるんですよ。

例えば震災で瓦がゆるんだりしてる場合がありますよね。

パネルって、ずり落ちないように瓦に貼り付けていく形になるんですが、瓦や基礎の部分がゆるんでいたりすると落っこちちゃうじゃないですか。だから状況によってはメーカーの方でお断りするケースもありますので、どんな家でも100%付けられますとは言えないんですね。

とにかく屋根の状態を見ないと始まらないんですよ。だから、そこを見ないところは絶対頼まない方がいいですね。

通常は屋根に実際上って見たり、あまり古くない家でしたら普通に伺って屋根の傾斜角度を見たりします。一番南側の屋根に付けるのが一番効率がいいとされているので、北側にしか付けられないのはあまり効率がよくないんですね。

南向きの屋根に付けられるか、傾斜がどれくらいか、建築業に携わってれば見ればわかりますから、まずそこを見て「お宅はちょっと、付けても発電効率が悪いかも知れませんよ」とお話をさせていただかないといけないですよね。

なのに「太陽光付けたいんですけど」と言ったら「分かりました、じゃあ見積もります」というところはやめた方がいいですね。

まず「状態を見させてください」と伺ってくれるところじゃなければ悪徳業者と考えていいですね。

悪徳業者とは適当な見積もりを出して押せ押せでやってしまって、お金だけもらって、「あとのメンテナンスは全くしませんよ」という業者ですから、例えば工事自体に問題があっても何もしてくれないです。「うちには間違いないですから」などと言って逃げられちゃいます。

だからまず、屋根の状態を見てもらうことです。

それと、メーカーがいくつもあるのに良さそうなメーカーの候補を出してくれないところですね。もしくはメーカーを明かさないような所はダメです。

先ほども言ったように、いくつもメーカーが太陽光を出してそれぞれ特色があるので、お客様に向いていそうなところを、2つ3つ選んで相談させていただくのが前提です。それもしないというのはダメですね。

あとはシミュレーションの提案をしてくれないところですね。

シミュレーション作るのはそんなに難しくないんですよ。施工契約をメーカーとすると、メーカーの方からもシミュレーションができるソフトをもらえるんです。

それに条件を入れていくと自分が図面を引かなくてもシミュレーションが簡単にできるんですよ。だからシミュレーションを出してくれないところは無理ですよね。

見積もりよりもシミュレーションが先なんですね。

そのシミュレーションを見ていただけば「ああ、こっちのメーカーがいいな」「これじゃあやめておこうか」となるわけじゃないですか。

だからまずはシミュレーションを出して、その後に見積もりをするのが通常の流れですので、いきなり見積もりを持ってくるところは信用しない方がいいです。

国や自治体の補助金の説明がないところもダメです。

自治体の補助金の制度も、業者の方でもお客様の方でもそれぞれ調べられますのでそれの説明がないところは不安ですね。

あとはメーカーを決めた時点で改めてメーカーで設けている保証や私たちのような施工業者が行う保証、メンテナンスはどうなるかの説明がないところですね。

例えば工事に際して「こういうことがあった場合はどういう対応してますか」と言ったら、「そういう部分は無償です」などの事が全く話に出てこないところはダメです。

支払い方法の相談に乗ってくれないのも悪徳です。だいたい一括で現金でとなるんです。

各メーカーによって、ちゃんとクレジットも用意されているし、あとは個人のお客様でしたら信用で無金利で分割もやってますので、そういった相談に乗ってくれないところはもう決定的ですね。

省エネのエコキュートと環境に優しいIHクッキングヒーター

エコキュートについて聞きたいんですが、エコキュートってなんですか。

石油や天然ガスなどは、一次エネルギーと言われるものですけど、それらを使わずに電気でお湯を沸かす、ヒートポンプ式の給湯器なんです。

ヒートポンプとは、空気中の熱をポンプでくみ上げて熱エネルギーに変えるというものなんですが、実はこれは家庭内の冷蔵庫、エアコン、洗濯機などに普通に使われているものなんです。

ヒートポンプは、電気を使ったときの発電ロスを大きく補うことができるので、従来の普通の電気温水器などと比べて、小さいエネルギーでたくさんの熱を作ってくれるんです。だから効率が良くて省エネ効果が大きいんですね。

あとは電気料金がナイトプランという深夜電力を使うプランなので、ランニングコストが抑えられることになります。

種類としては大きく分けて4つあるんですが、給湯専用タイプ、セミオート、フルオートなどは、自動でお湯張りもしてもらえたり、追い炊き機能などもありますね。多機能タイプですと床暖房や、浴室乾燥の機能も付けることができます。

だから冬だと通常ならエアコンやヒーター、ストーブに頼るところを床暖房を使えるのでお安くなるんですね。

デメリットとしてはライフラインが止まった時ですかね。止まっちゃったら給湯器が電気だとお湯が出なくなっちゃいますから、その辺の不安は持ってる方がいますよね。

あとは中に水垢や錆がたまってしまって、内部が不衛生になっちゃうんですね。だからエコキュートの水は飲まない方がいいです。

飲料水向けではないので、お風呂や食器を洗うのに使うのが目的と考えていただきたいです。ある程度ちゃんと保つためには、2~3年に1回ぐらい、メンテナンスで給湯タンクを洗った方がいいですね。

洗浄剤も色々あるので、故障じゃない限り費用もそんなにかからないですよ。2、3年に1回で結構ですし、なんなら5年くらいでもいいです。

故障で色々部品をばらす事になるとお金がかかるかも知れないですけど、ちょっとした洗浄でしたらそんなにかからないです。

IHクッキングヒーターとはなんですか。

ガスを使わず電気で料理ができるコンロです。磁気を使うので炎が出ないんですね。環境にも優しいです。

ただ、確かに火を使わないので安全といえば安全ですが、予熱してても温度が上がっちゃうんですよね。その状態で油を引いたりすると発火の恐れがあります。

あとは、まだ表面に熱が残っているのにガスコンロの感覚で、ちょっと汚れたからと言ってティッシュなどの薄い布で拭いてしまうと火傷してしまう事もありますね。

熱さが分からなかったり、替えたばかりの時は忘れちゃうじゃないですか。私はガスなのでよく油が飛んだらキッチンペーパーで拭いたりするんですが、それをやってしまうと低温やけどになってしまうケースがありますね。

料理に関しても、煮込み料理は長時間かかりますからあまりIHには向いてないと言われてます。どちらかというと炒め物のような一気にバッとやるものの方がいいようですね。コトコトやってるとそれだけ電気がかかるんです。

ただ安全面ではIHがいいですし、お掃除も楽なんですよね。あとは高齢者の方だとガスは危ないので、IHに変える方もいらっしゃいます。

ぶっちゃけ、IHとガスどちらがいいかは難しいところですね。

ガスに慣れている人は「ガスがいい」と言いますしね。私も自分の目で見て火力調節ができるのでガスの方が好きです。掃除は本当に大変ですけどね。IHに比べると面倒臭いなって。

オール電化全体と、普通に今まで通りガスとどっちがいいですか。

どちらかといえばオール電化の方が便利ですね。なによりガス料金が無くなります。

例えばオール電化にして深夜料金を使って昼間の電気をあまり使わない生活ができる方は、オール電化にする方が便利で安くなります。

ただ、震災の時にみなさんが思った通り長く停電したときなどは「電気だけだとどうにもならないじゃないか」という不安を改めて持つ人は増えたんですよね。

そういう不安を持たれていてもオール電化にしたいと考える方は、石油ストーブや、カセットコンロなどを取っておくと安心です。

電気が消えても料理はできるし、給湯の部分はガスじゃないのでちょっと賄えませんが、温かくするには灯油があれば石油ストーブが付きますし、料理に関してもカセットコンロのレベルになってしまいますが何かはできますのでね。

ただ逆に言うとライフラインで一番復旧が早いのは電気なんですよね。それにガスといっても、ガス給湯器などは電気を使わないで動かせるものが100%じゃないんですよね。

ガスのコンロも、電池を入れないとガスが通っていても動かないじゃないですか。だから必ずガスを取っておけばいいのかというと、そうとも言い切れない部分もありますね。

便利な太陽光発電!コストでもメリットが多い

個人的に、客観的に聞いてる感じでは、太陽光発電は良さそうだけど、あとの二つはイマイチっぽいなという感じですね。

私も今はオール電化にしてしまうよりも、太陽光を入れた方が良いと正直思いますね。初期設備の高さを言われてしまうとそこまでですけど、ランニングコストとか便利さで言ったら太陽光発電の方を絶対的にお勧めします。

最強なのはハイブリッドですけどね。

ハイブリッドとはオール電化にしない事ですね。太陽光にして、ガスも残しておくと。

これは太陽光を入れることが前提です。太陽光はいわゆる自家発電ですよね。だから停電があっても発電されたものが残っている限りは使えるんです。便利だし、何かあった時にも最後まで対応はできるんですね。

車でハイブリッドが出てるのと同じ感覚で、ハイブリッドは来ますよ。

私の中では、例えば新築の方で「今一番何がいいですか」と聞かれたら「ハイブリッド」と言いますね。

正式名称みたいなものは特にないんで「ハイブリッド発電」と言ってもいいいです。これはお金のことを全く抜きにしてなら、一番お勧めします。

節電したいとお考えの方へアドバイス

他に電気や節電について、お客様や周りから聞かれることって何かありますか。

先ほどお話にありましたが、電気の契約の工夫については聞かれます。

特に電気代が高くなってるので、根本的なところを見直す方も増えていますし、「この際オール電化にしてしまった方が安く済むかな」と相談される方もいます。

エアコンについても安さだけを求められるのではでなく、「省エネタイプだといくらくらい違うのか」とお客様の方から尋ねられることも増えてます。洗濯機でもドラム型と縦型のどっちがいいのか細かいことを聞かれることは増えました。

これから節電について真剣に考えている人に注意点とかアドバイスはありますか。

まず、今の生活でと考えると、LED照明に変えていくことを考えて下さい。

この間ニュースでやっていたので知ってる方も多いと思いますが、白熱球の生産を、今年の7月で大手5社が終了させちゃうんですね。

本当は来年までと計画をしていたメーカーもあったんですが、政府の方針で前倒しになってしまったんです。加えて2020年には完全LED化も決まったんですよ。

だからトイレや浴室でも、白熱球を使っている器具ってありますよね。それがもし切れてしまったら、もう白熱球を買わないでLEDに変えてしまうのがいいですね。

2020年に完全LED化になってしまった時に、LEDじゃない器具に関してはメーカーの方でも部品が作られなくなってしまうはずです。

例えば2019年ギリギリにLEDじゃない器具に変えちゃった場合、メンテナンスもできなくなって不便ですよ。これから照明器具が壊れたりランプを交換する時はLEDに変えてしまった方が節電にもなりますしいいですね。

テレビでもエアコンでも、本当にはずれ品に当たったり乱暴に扱わなければ15年から20年は持つものですから、購入するときに少し高めにはなってしまいますがムーブアイ3Dや人感センサーが付いた省エネタイプを買われるとランニングコストが減るのでおすすめです。

その際、量販店でも少し料金を足すと5年10年の長期保証を付けられますから、つけておくといいですね。

また、それとは別に私たちみたいな業者が申請してもらえる10年延長保証制度もあるんですよ。量販店以外で買われる方は、業者に「延長保証付けたいんだけど」と聞くようにすると、10年間修理代が無料になるのですごく安心して使っていただけます。

あとは新築やリフォームを考える方なら太陽光かハイブリッドがいいですね。

チリも積もればという言葉の通りで、「何をどうこうしたら何%減ります」と話をしましたが、ちょっとした工夫で今の生活の中で節電をすることで、年間万単位の節約にもつながります。

商品の性能に頼るだけじゃなくて、面倒臭いかも知れないけど自分でもできる範囲で心掛けていただくのが大切です。

あとは先ほど質問にありましたように、節電グッズなんかもちょっとずつ使っていかれるといいですね。

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