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オウムを30年飼っていた女性にインタビュー

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人の話し方を真似るオウムについて、オウムの特性、驚くような賢さの他に、オウムを飼うための基本的な知識や注意点等を、オウムを長く飼ったことのある方にお聞きしました。 細やかな心配りと愛情も、やっぱり必要なんですね。

海外土産にもらったオウム

オウムを飼う事になったきっかけは何ですか?

船乗りだった母の弟、つまり叔父なんですけど、彼が仕事で海外に行った時にオウムを買ってきて母にプレゼントした事がきっかけです。

母は動物が好きで、小さい頃から実家で色々な動物を飼育していた事があったようなので、オウムが来た時も特に問題はありませんでした。

正確にはヨウムという、オウム目インコ科に分類される大型インコです。体はグレーで尻尾だけが赤い鳥でした。

ヨウムはとても賢くて、人の言葉をおぼえるのが得意で、30年から40年ぐらい寿命があるという事でも有名です。

オウムを飼う為に必要な道具は何かありますか?

止まり木のついた大き目の鳥籠が必要になります。あとは餌を用意するぐらいでいいと思います。

主食はひまわりの種ですが、気に入ったものは食べる性質がありますので、色々与えてみた結果、特にりんごやチーズを好んで食べました。

ひまわりの種と一緒に色々な栄養素が入ったシリアルのような餌もあるみたいです。ただうちでは餌にこだわりはなくて、大きな袋のものを買っていた記憶があります。

鳥籠についている餌の入れ物の中に入れておけば、自分で好きな分だけ食べます。凄く器用に殻を剥いて食べるんですよ。

ただ、時には飼い主が手から直接食べさせることも大切です。

ほかにどのようなお世話が必要ですか?

トイレの世話があります。鳥籠の底に新聞紙や不要な広告を敷いて、それを毎日取り替えるようにしていました。

糞などが籠についた場合は、週に何回か水で洗い流したり削り取ったりしていました。全体的にトイレの手間はそんなにかからないと思います。

体重をはかったことも予防接種をしたこともありませんでした。

ただ、注意点としては、ヨウムは元々暑い国の鳥で、寒さに弱いんです。ですから寒い時は周りを暖かくしてあげないとダメみたいです。

うちのヨウムは除々に寒さに慣れていったみたいで、それほど温めたりする必要はありませんでしたが、普通は暖めてあげた方がいいと思います。

あとは栄養バランスを考えた食事を与えるように心がける事が大切です。

餌がなくなると凄くうるさく鳴きますが、それ以外ではうるさいこともありません。1番世話をしていた母には凄く懐いていましたので、ちゃんと世話をしていればすぐに懐くと思います。

人間が使う言葉を自然に覚える賢さも魅力

どんな言葉を覚えますか?

日常的に使っている言葉は自然に覚えていきますね。「おはよう」とか「おやすみ」、「行ってらっしゃい」などの挨拶はもちろん、「もしもし」も覚えていました。

「おはよう」はヨウムの方から言ってくる事が多かったですね。出かける時には「行ってらっしゃい」と言ってくれていたような気がします。どうやら色々な状況を把握していたみたいです。

母が教えた自分の名前と住所を言っていた時期もありました。他にもカラスの鳴き声を真似して鳴いていたような気がします。

人の声質も使い分ける事が出来るみたいです。例えば私が2階にいた時に母が1階から私の名前を大声で呼ぶんですけど、それに対して私はいつも「何?」と返していたんです。

オウムはそれを丸ごと覚えてしまったようで、母の台詞は母の声を真似しますし、「何?」と言う時は私の声を真似するんですよ。外に出しているとそれを真似するので、家の中の様子が外に筒抜けになってしまった事もありました。

それから電話の呼び出し音が得意で「トゥルルトゥルル」という音をしょっちゅう真似していたんです。電話が鳴ったと勘違いして行ってみたら、実はヨウムの声だったという事がよくありました。

また、夜になると眠れるように籠に布をかぶせて暗くしてあげるんですけど、その時に必ず「おやすみ」と言うんですよ。それ以外の時に「おやすみ」と言っているのを見た事がなかったので、恐らくきちんと状況を把握しているんだなと思いました。

母の車の音も分かっていたので、母が車を車庫に入れる音を聞くといつも「ピー」と鳴いていました。多分、母が帰ってきて喜んで鳴いていたんだと思います。

ほかに何か芸が出来ましたか?

特に教えていなかったので芸はできませんでしたが、凄く賢い鳥ですので教えれば多分出来ると思います。

例えばアメリカにヨウム好きの間で有名なAlexというヨウムがいたんですけど、その鳥は算数の計算や色の識別も出来たみたいです。ですから私達も教えていたら出来たのかもしれません。

オウムは寂しがり屋、かまってあげないとストレスで羽を抜いてしまう

オウムを飼うメリット、デメリットを教えて下さい。

メリットはよく懐いてくれるし、物真似をしてくれるので楽しくなりますね。買っていると家の中が明るくなったような感じがします。

犬や猫のように散歩に連れて行く必要もありませんし、暴れたりしないので世話が楽だと思います。

デメリットはどのペットにも言える事なんですけど、長期間家を空けられなくなる事と、亡くなった時はやはり辛いですね。特にオウムもヨウムも長生きなので、いなくなった時の喪失感が凄く大きいです。しばらくの間は毎日泣いていました。

ずっと一緒にいて言葉を覚えてくれましたし、いるのが当たり前になっていたので亡くなってから声真似が聞こえなくなって悲しくりました。

オウムを飼っていて困ったことはありましたか?

警戒心が少し強いので、何かの拍子に私の服が近づいたりすると敵が寄ってきたと思って服を噛まれることがたまにありました。ヨウムはくちばしの力がもの凄く強くて本気で噛まれると布地に穴が開きます。

それから風邪はよくひいていて、鼻水が出たりしていました。その時は母が病院に連れて行って、注射と飲み薬で治していました。

オウムを飼う上で気をつける事は何ですか?

オウムの中でもヨウムは凄く寂しがりやで、しょっちゅう遊んであげないといけない鳥です。そうしないとストレスが貯まるみたいで、自分で自分の羽を抜いてしまったりするそうです。

うちのヨウムも自分の羽根を抜いてしまう事があって、羽根のない状態が続いていたんです。その時はストレスだという事は気付いていたんですけど、あまり遊んであげなかった事が原因だったとは気付いていませんでした。

たまに外に出して遊んであげていましたが、そんなに強く意識していませんでしたし、しょっちゅう遊んであげる訳にもいかなかったので、触れ合いが足りなかったのかなと今になって思うようになりました。

ですから羽根をむしったりしているのを見たら、ストレスが貯まっている証拠です。出来ればそうなる前に意識して遊んであげるようにした方がいいと思います。

オウムが喜ぶ事や嫌がることは何ですか?

頭を撫でてあげると結構喜びます。籠から出して自由にさせたり、自分の腕に乗せたり、話しかけたりすると喜んでくれるみたいです。頭を撫でると目を瞑るので多分気持ちいいんだと思います。

警戒心が強いので外出した時に猫が寄ってくると、凄い鳴き声を出して威嚇していました。ですから猫など他の動物の事は嫌だったのではないかと思います。

オウムを飼うなら雛のうちから。鳥も診てくれる病院を探しておこう

オウムは何年生きたのですか?

30年弱ぐらいは生きたと思います。死因は老衰ではなく風邪をこじらせてしまって、敗血症になった事が原因みたいです。

風邪は今まで何回もひいていたので「また風邪ひいているな」ぐらいにしか思っていなかったんですよ。そしたらそれがどんどん悪化して、気づいた時には敗血症になってしまいました。

近所に鳥専門の動物病院がなかったので、一所懸命調べて県外の病院に行ったんですけどもうその時には手遅れでした。

お医者様からも「もうちょっとはやく手を打っていたら何とかなったかもしれない」と言われました。今でもその事は後悔していますね。

オウムを飼ってみたい人へアドバイスをお願いします。

飼うなら雛のうちから飼った方が早く懐いていいと思います。ある程度大きくなってからだとペットショップの人に懐いてしまっていたりして、中々懐かないという事もあるみたいです。

それからオウムやヨウムにも色々な性格があるので、もしお店に複数の種類がいたら、自分と1番相性がいい子はどの子なのかを実際に触らせてもらって確かめてから決めるのがいいかと思います。

それから、犬や猫と違って、鳥専門の病院がなかなかないので、病気が悪化してから病院を探していても間に合いません。

ですから飼い始めた時にどこの病院に連れて行くのかを事前に決めておいた方がいいと思います。もしちょっとでも異変を感じたら、すぐにでも病院に連れて行ってあげて下さい。

他には、時間があれば出来るだけ遊んであげて下さいね。

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