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雑誌記者カメラマンになるための道のり

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38歳の現役女性カメラマンへインタビューさせていただきました。カメラマンになるためにはどうすればよいのか?プロが使っているカメラは?カメラマンの仕事の楽しかった思い出、苦労した思い出、写真撮影のコツなど役立つ情報満載です。

雑誌のカメラマンの仕事をやろうと思った理由は何ですか。

元々ファッションが好きで、よくファッション誌を見ていたんです。

女性用のファッション雑誌とかですね。どちらかというとちょっと若めの感じの女性誌の、ちょっと面白い感じに撮ったりとか、ファッションも奇抜だったりとか、そういうのが好きだったんです。

その写真が面白いなと思ってファッション系の写真に興味を持って、好きなファッションに囲まれて仕事ができるんだったら素晴らしいなと思って、やるんだったら雑誌のカメラマンがいいと思って、なろうと思いました。

本来、普通にカメラマンになろうと思ったら、専門学校に行くとか直接カメラマンのアシスタントに付くとか、あとは雑誌カメラマンに限って言えば、自分の作品を雑誌社に持ち込んで認めてもらうという方法があると思います。

私はカメラマンのアシスタントになって、実際に雑誌のカメラマンになりました。

普通は自分で探したり、私も何回か面接にも行ったことあるんですけど、その時は見つかりませんでした。

たまたま軽い気持ちでブライダルのカメラマンのアルバイトをしていて、周りの同業者に雑誌のカメラマンをやりたいという話をしていたら、カメラマンですごい人がいるから紹介してあげるという話になって、紹介してもらいました。

ブライダルは基本的にスナップ写真なので、意外と誰でもできるんですよ。大学生のアルバイトでやっているという人もいます。

ブライダルカメラマン募集というのが普通に求人誌に載っていて、そこに受けに行ったら、何回か研修したらすぐになれたり、間口が広いというか、わりと簡単になれるんです。

私も元々はちょっと特殊な、個人でブライダルの撮影をやっているところに登録して活動していました。

趣味でやっていて、写真教室みたいな軽い感じのものには通っていましたけど、しっかり学校で勉強したわけではなかったので、ほぼド素人な状態で行きました。

カメラマンの専門学校って、実際に行っていないので何とも言えないですけど、やっぱり基礎的な知識を入れたりすると思います。

人から聞いた話ですけど、課題とかが出て相当撮りまくるらしいんですよ。毎日何枚も何枚も撮影して、先生にすごい勢いで切られるみたいな、かなり過酷だという話は聞いたことがあります。

プロも趣味も、カメラはあまり変わりません

カメラマンというのは実際どういうカメラを使っているんですか。

昔は結構高いカメラを、という感じもありましたけど、デジタルカメラになってからはそこまで差はないです。

たしかにちょっとごついカメラの人もいますけど、雑誌のカメラマンぐらいだと大型カメラを持ち歩くと逆に大変なので、小型のカメラで動きやすい感じのものを使っていることが多かったです。

私はキャノンを使ってました。一般の方が使うのはEOS Kissとかあの辺だと思いますけど、さすがにそれを使っている人はいなかったです。

でもキャノンでももうちょっと上のランクの物を使うぐらいで、趣味で使っている人と多分変わらないぐらいのものだと思います。

私はその当時は、元々高いカメラをちょっと安くしてもらって、10万ぐらいで中古で買ったんです。

売ってくれた人は相当高いカメラって言っていましたけど、押し売りみたいな感じだったので、そんな高いカメラは要らないと思いました。どちらかというと小ぶりの、最新のカメラが欲しいと思っていたんですよ。

私はそんなにカメラ欲はなくて、撮れればいいと思っていたので、普通のカメラでいいと思っていたのに、ある人から「これはすごく良いカメラだから持っていた方がいい」という感じで買わされたんです。

結局すごく良いカメラで、物が良いのでボディが固くてちょっとやそっとじゃ壊れない感じだったんですね。でも型が古かったんです。

自分はカメラに対するこだわりもなかったし、今時デジタルカメラというと新しいものの方が画質も綺麗に写るようになっているから、新しい方で良かったんじゃないかと私は思っています。

フリーで働いていたので、色んな雑誌社とかで結構色んな種類の写真を撮っていました。

例えばお店に行って料理を取らせてもらうという料理関係とか、観光雑誌だと自然の風景を撮ったり、あとは人物を入れて、旅している風景などを撮ったりしました。

最初の頃は地方のカルチャー雑誌などもやっていたので、地方の芸能人を撮ったりもしました。

本当に色んなことをやっていて、頼まれたら現場に向かって、ライティングが必要なものはそういう機材も持ち込んで、ライトを組んで撮影をしていました。

自然の風景だったら、必要な現場まで行って撮影するので、山に登れと言われたら機材持って登るし、川を下れと言われればそういうのに乗って、川を下りながらの撮影もありますし、結構色々やりました。

基本的には同じ場所なんですけど、時々出張して各地を回る仕事みたいなのもあったので色んな所に行けて、それも結構楽しかったですね。

たまに芸能人で全国的に有名な方が来たりした時は、すごく素人みたいですけど、ちょっとドキドキしながら撮影に行きましたね。

でもすごく有名な人であればあるほど時間に限りがあったりするので、多分雑誌が何社も取材に来ていたりするので、10分で撮ってとか5分で撮ってと言われるんです。

限られた時間の中で、でも雑誌は「こういうのを載せたいからこういうのを撮って」「あれも撮ってこれも撮って」と、時間がないのにたくさん撮れというような指示が出るので、毎回すごく焦りながらやりました。

目の前で芸能人とか見たことないですけど、すごい美人だったり美男子でした。やっぱりきれいですね。「修正されているから全然違っていた」みたいなことはないですね。やっぱり美しかったです。

特殊な人達との出会いが楽しい

仕事をしていて楽しかった思い出、辛かった思い出を教えてください。

人物だったら、そういう感じで色んな方に会えたりとか、芸能人の方に限らず、地元のクリエイターさんだったり、特殊な方に結構会えたのが楽しかったです。

料理を撮りに行って、「食べてください」と言われたりすると、「食べたいな」と思っていたところだったら、ちょっと楽しいです(笑)

でもうっかり1日中食べる撮影というのが入っていた時は大変です。

例えば蕎麦屋に1日5、6軒行かなきゃいけないという時に、大体お蕎麦屋さんは「全部食べていって」と言ってくれるところが多いので、全部食べなきゃいけなかったりするんです。

「もう蕎麦いらないよ」みたいな気になります。

最後のところで、もういらないというところに限って、親切な店だと「それ(撮影に使ったもの)はもう伸びちゃってるから新しいのを出すから」みたいな感じで出してくれます。

しかも一緒に同行する編集さんやライターさんの分まで出してくれちゃったりするんです。すごくお腹いっぱいなのに2杯分来るみたいな(笑)恐ろしいことが起きたりします。それも楽しい思い出です。

最初の頃は雑誌に載るっていうだけで楽しかったですね。自分の写真が載るんだというのが快感ですね。特にやっぱり有名な方を撮った時に載っているのを見ると、「仕事したな」っていう感じがしますね。

辛かった思い出は、現場に行くと、色々思ってもいなかったことが起きたりすることです。

例えば食べ物の取材に行った時にそのお店があまり協力的じゃなかったりして、思った以上に撮りづらいシチュエーションになった時とかです。

例えば広告みたいなものが入っていて、クライアントさんがいるのに、より良いものを撮影して出したいのに、結果が伴ってこないかも知れない時は、自分の実力の無さにドキドキするというか、恐怖ですね。

あとは私はあまり力が強くなかったので、機材は重かったです。なるべくコンパクトにはするんですけど、それでもライトのセットと、三脚とかライト脚とか、結構な荷物にはなるんですよね。

取材する時はそんなに持たないので、男性の方だったら軽々と持てると思うんですけど、それでも私はちょっとふらふらしていて、周りから「大丈夫?持ってあげる」みたいな感じでよく言われていました。

広告、水中、人物…カメラマンの専門分野は色々

カメラマンの中でもブライダルとか色々種類があるみたいですけど、どのカメラマンが人気がありますか。

広告カメラマンとか、田舎だったので海専門の人とか水中に潜って撮る人ですね。その人がいつも潜っているかどうかは分かんないし、他の仕事もされているかも知れないですけどね。

あとは雑誌とかウェブ用の写真を撮る人とか、色々いますね。地域にもよると思います。

雑誌とか広告でも、私がやっていたところはそういうのはなかったですけど、東京だと本当に専門の、例えば料理だったら料理ばかりとか、人物だったら人物ばかりとかを専門でやっている人もいるみたいです。

雑誌に近いんですけど、海外とかに旅して美味しいものをいっぱい撮るような仕事をやってみたいですね。

最近海外でも「知る人ぞ知るお店」を集めた本とか、可愛い雑貨屋さんを探して載せている本とか、割とそういう「こだわりたい人用の観光雑誌」というか、もうちょっと軽い感じの本が出ていたりするんです。

最低限の旅費は出ると思うし、そういう、旅して撮影というのはやりたいですね。本当に、きっと制限とかはあるんでしょうけど、やってみたいですね。

給料は、フリーだったので、もらえる時は結構多い時もあるんですけど、無い時は結構無かったりします。

幅があって、2、30万ぐらいから、上手くいったら4、50万ぐらいですかね。雑誌のカメラマンはその位ですかね。

年収で見ると、あまりちゃんと計算してなかったんですけど、3、400万くらいですかね。暮らしていくには特に困らない感じです。もうちょっと頑張ればもっと行く気はします。

雑誌は「この撮影でいくら」というのが決まっているんです。

けど、広告の仕事とかが入れば、価格が決まっている場合もありますけど、交渉の余地もあったりするし、雑誌よりは単価がちょっと高い場合もあります。

価格は、あってないようなものなので、うまくやれば結構稼げると思います。

フリーの雑誌カメラマンの人間関係

特殊な仕事場だと思うんですけど、職場の人間関係とかどうですかね。

フリーの場合だと人間関係というと、カメラマン同士でつるむということはそんなになくて、編集者さんやライターさんといつも一緒みたいな感じなんです。

そういう方々と、接待する位の気持ちで仲良くなれれば、次の仕事も回していただけたりするし、私は結構楽しく仕事していましたね。

編集とかライターさんが女性の方が多かったので、本当に女子トークを繰り広げながらで、私と一緒に行くと、仕事じゃないみたいってよく言われてしまって、仕事を忘れてどうでもいい話をしているみたいな感じになっていました。

憧れのカメラマンとか、いたりしますか。

誰かというより、自分の師匠が広告のカメラマンをやっていたので、広告のカメラマンをやる人ってみんなすごいって思いました。

雑誌ってわりと、ちょっとノリみたいな感じというか、楽しく、求められる雰囲気のものを撮るという感じなんです。

でも広告になるとクライアントさんも絡んでくるので、本当に緻密な打ち合わせをしたり、クオリティが求められるものが多いので、頭をすごく使って考えて、チームになって良いものを作るという雰囲気は、すごく憧れていました。

上手に撮影するコツ

素人が上手に写真撮影するコツとかありますか。

撮るものにもよると思うんですけど、割とみんな、本当のド素人さんに限ると、自分が立って構えた位置でしか写真を撮らない人が多いんですよね。

でもやっぱり物を見て、これは下からとか、正面から撮った方がいいとか、どこが可愛いのかって考えながら、自分が移動して、そのものが良く見えるところを探って撮ったらいいと思います。

女性だったら、背景が明るくて、特に全身とかじゃないのであれば、ちょっと上から撮って目が大きく写る感じにして撮るとかです。

全身だったら上から撮ると脚が短く写っちゃうので、そういう効果で良ければそれはそれでいいんですけど、全身撮る時はちょっと引いて、お腹の中心ぐらいにカメラがあるところから撮ると、普通に脚が長く見えて綺麗に撮れます。

男性の年輩の方とか撮る時だったら、ちょっと後ろが暗い方がカッコよく見えるというか、雰囲気が出る写真になるので、人物とか年齢とかによっても背景の雰囲気とかを変えて撮ってあげるといいと思います。

置いてあるものは、暗いところや、居酒屋さんみたいに照明が上からしかない場合はしょうがないですけど、日中とかに撮れるんであれば、被写体が半逆光というか逆光っぽくなっている方が、料理とかが美味しく見えます。

人物でも女性とかもちょっと逆光とかになってふわっとしていたら可愛いみたいな、あんな感じで光の流れを見ながら撮ってあげると、より良く写ると思います。

立体が欲しいんですよね。料理の場合、正面から光が当たっていると、物がのっぺりしちゃうんです。

その物自体を説明するというものであれば全然それでもかまわないですけど、ちょっと雰囲気があるように撮りたかったら、サイドか後ろの方から光が当たっていて、前が少し陰になっているような、立体になる感じで写すと美味しそうに見えると思います。

風景は、例えば海とかだったら、一番基本に忠実に全体像を撮るのも良いんですけど、例えば波打ち際とかでカメラをギリギリ下の方にして撮るんです。

そうするとより海の様子が可愛く写るというか、カッコよく写るというか、よりリアルな感じになるので、引きの写真もいいけど、グッと寄る写真があってもいいかなと思います。

下から撮った時も、寄りだけじゃなくて全体図とか撮っても面白いかも知れないです。

本当に自分の立ち位置からだけじゃなくて、ちょっと上からとか下からとか、そういうのも風景によっては試してみてもいいかも知れません。

とにかく撮りまくれ

カメラマンということで、聞かれたりするようなことはありますか。

やはりみんな撮り方を聞きたい人が多いですね。上手に撮るにはどうしたらいいんですかってよく聞かれるんですけど、とにかく撮りまくれということしか言わないです。

何も考えずに撮っていたら、いつまで経っても同じかも知れないです。

撮ったものを自分で見て、これをどうしたらいいかなと考えたり、自分が読んでいる雑誌などで好きな写真があったりしたらそれに似せて撮ってみるとか、ちょっと考えてみます。

どうやって撮りたいか、どうやって撮るかということを意識して撮っていくといいと思います。

雑誌カメラマンだったら、なろうと思ったらそんなに敷居は高くないと思うんです。本当にあきらめないことだと思います。

例えば本当に私も、時々営業していたことがあるんですけど、自分の作品集みたいなものを持って行って見せたりとかしに行きました。

大概断られちゃったりするんですけど、何回も行ったり、本当にあきらめずにやることですね。

技術は伴っていないとやっぱりできないと思うんですけど、結局は技術だけじゃなくて、フリーのカメラマンだったら特に世渡り上手じゃなきゃダメというか、コミュニケーション能力がないと難しいです。

人受けが良い感じに、うまくまとまらないですけど、コミュニケーション能力が大事ですね。フリーのカメラマンはそれに尽きます。技術は2番目だと思います。

「あの人がなんで?」みたいな人が、ずっと雑誌のカメラマンをやっていたりする場合もあるんです。

やっぱり人から一緒に仕事して楽しいと思われた方が勝ちなので、編集の方やライターさんと楽しく仕事ができる人だったらいいです。

もちろん求められる写真を、ちゃんと自分の好みだけじゃなくて色んな尺度で見て、バリエーションを出せるようなカメラマンだったら喜ばれると思います。

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